リネンとヘンプと麻の違いは?素材の特徴やメリット・デメリット

さらりとした肌触りで、大人らしい上品さを感じられるリネン。
ハンドメイド好きにはたまりません。
でもリネンって、同じ麻から出来ているヘンプやラミーなんかと比べるとけっこうお高いんですよね。違いも良く分かりません。

そこで、リネンとヘンプなどの麻素材の違いや、それぞれの特徴などについてご紹介します。

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リネンとヘンプと麻の違いは?

リネン、ヘンプ、ラミー、、、麻素材の生地を探してみると、その種類の多さにびっくりするかもしれません。

というのも日本でいうところの「麻」にはたくさんの種類があって、それぞれ違う植物から作られているからなんです。
原料からして全く違うんですね。

それでは、まずはリネンとラミ―、そしてヘンプのそれぞれの違いについてご紹介していきますね。

リネンとは
亜麻(亜麻科)
主な用途:衣料・寝具・縫糸
繊維の特徴:短く細い/柔らかくしなやか
ラミーとは
苧麻(イラクサ科)
主な用途:衣料・寝具・縫糸
繊維の特徴:長く太い/硬くてコシがある。チクチクする
ヘンプとは
大麻(桑科)
主な用途:衣料・ロープ
繊維の特徴:長さや太さにばらつきがある/ラミー以上に硬くコシがある。チクチクする

原料が違うので繊維の特徴も違うのですが、この3つに共通しているのは「通気性・吸湿性・放湿性・耐久性に優れている」ということ。
水分や汗を素早く吸収してくれて、洗濯してもすぐに乾く、夏には嬉しい素材ですね。

リネン素材の特徴は?

さらっとした肌触りが気持ちいいリネン。

主にヨーロッパを中心に使われていた麻繊維で、コットンやウールなどの繊維ができるまではリネンが繊維の中心でした。
コットンやウールなどが作られるようになってからも、その使い心地の良さから、高級繊維として寝具やタオル、インナーなどに使われています。

そんなリネンの特徴といえば、さらっとしたしなやかな肌触り。
麻といえばチクチクしたり、ゴワゴワしたりするイメージがありますが、リネンはとっても柔らかく、しなやかなんですね。
優しい肌触りとさらっとした感触がとっても気持ちいいんです。

繊維そのものの色は少し黄色がかった亜麻色で、光沢は少なくマットな生地です。
生地の表面にはリネン独特の「ネップ」「フシ」が入ってナチュラルな風合いが楽しめます。

ネップとは、素材から繊維にする工程でできてしまう節のこと。
麻や亜麻って均一に糸を紡ぐのが難しいんですね。だからところどころ糸に節ができてしまい、それが生地になったときに筋のようにポコッとした線として表面に出てきます。
生地のダマと言いましょうか。それがネップと呼ばれるんですね。
コットンやレーヨンなど他の素材にはあまり見られないので、これこそが麻素材の特徴、味とも言えます。
そんな、さらっとして高級感のあるリネンは洋服に最適の麻素材。
洋服作りのために麻素材を購入するなら、リネン100%のものをオススメします。

というのも、麻のチクチク・ゴワゴワのイメージの正体は、ラミーなんですね。
リネンに少しでもラミーが混ざっていると、チクチク・ゴワゴワしてしまうんです。

日本では、リネンとラミーの区別があいまいなところもあって、リネン100%と表記されていてもラミーが混ざっていることがあります。
購入の際には、実際に触って確かめてみてくださいね。
値段相応なので、やはり安いものはそれなりで、洗ったときにも差が出ます。

ヘンプの特徴は?

そして、リネンとラミーに次ぐ麻繊維といえばヘンプ。
ヘンプの原料になる大麻はとっても丈夫なんです。

農薬や化学肥料をほとんど必要としない強い植物なので、麻繊維の中で最も環境に優しい素材と言えるでしょう。
また、ヘンプはリネンやラミーよりも吸水、吸湿、放湿、抗菌に優れています。

私の中では、よりナチュラルでワイルド(ヒッピーファッションのよう)なのがヘンプ、ナチュラルで上品(大人っぽい)なのがリネン、とイメージしています。

ヘンプは太くて硬い素材なので、ヘンプだけでは衣料用には不向きなのですが、コットンなどの他の素材と組み合わせることで、ヘンプの良さを打ち出した、肌触りの良い素材に生まれ変わります。

リネン素材のメリットとデメリット

昔から愛されてきた素材だけあって、良いところがいっぱいのリネン素材。
その良さは、生地の織り方や厚さなどに関係なく発揮されています。

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リネン素材の良いところ

リネンのメリットは次のようなことがあげられます。

すぐ乾く
リネンの繊維は仲が空洞になっているので、濡れてもすぐに乾きます。
清潔に使える
リネンはコットンよりも分子の配列が大きいため汚れが落ちやすいんです。また、水に濡れると強くなるため、ジャブジャブ洗っても大丈夫。洗ってもすぐに乾くので雑菌も繁殖しにくく、いつでも清潔に使えるんです。
清涼感がある
水分の吸湿と放湿に優れているため、いつもさらっとした肌触りです。通気性も良いので、暑い夏でも涼しく過ごせます。

良い所がいっぱいなリネンですが、ちょっとしたデメリットもあるんです。

リネンのデメリット

リネン素材の難点は

  • シワになりやすい
  • 色落ちしやすい
  • 柔らかく裁断しにくい

この2点です。でも、それぞれ対処法があるのでご紹介しますね。

リネンのシワ対策

洗いざらしのリネンの皺は、味わいがあるのでそのシワ感が好きな人も多いのですが、洗った時に強く脱水してしまうとなかなか取れないへんなシワがついてしまうこともあります。

でも、そんなことがあっても心配いりません。
丈夫なのでアイロンで整えられます。
半乾きの状態でアイロンをかけるとキレイにシワが取れるので、気になる場合はアイロンで対応してください。

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リネン生地の色落ち対策

リネンは染めにくいし色落ちやすい素材です。
ナチュラルな色なら良いのですが、濃い色は何回か洗濯しないと色落ちが止まりません。

濃い色のリネン生地で何かを作るときの地直しは何回か繰り返した方が良いでしょう。
そして、洗濯するときはしばらくは単独で洗うようにしてくださいね。

リネン生地が裁断しにくい時の対処法

リネンの良さでもある柔らかさは、裁断するときにはデメリットになります。
とっても柔らかく滑らかなので、裁断するときによれたりずれたりしちゃうんですね。

これは地直しの段階で糊付けしておけば扱いやすくなります。
少し手間ですが、裁断作業がとってもやりやすくなるので是非お試しください。特にまとめて複数枚切るときはその方が結果的に時間短縮になりますよ。


リネンとコットンの違いは?

リネンはコットンに比べると少々値段もはりますが、さらっとした肌触りは日本のジメジメとした暑さには最適の素材です。
また、コットンは濡れると体を冷やしてしまうので、汗をかいたり雨に濡れたら注意が必要です。肌に触れてる部分が体温を奪ってしまうんです。
コットンは水分を吸収すると中に溜め込むんですが、麻は吸った水分を外に逃がすという性質があるからなんですね。
リネンにコットン、どちらも優れた素材ですが、こういった違いがあることも覚えておくといいでしょう。

リネンとヘンプと麻の違い まとめ

上品と高級感がありながら、クロスやタオル、インナーなど生活の様々なシーンで使える丈夫なリネン。
何度洗っても、リネン独特の風合いを損ないません。
そんなリネンで作ったお気に入りのアイテムは、一生使い続けられる特別な存在になるはず。
リネンの良さを活かした、お気に入りの一品ができると良いですね。

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