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熱中症対策に塩分補給するのはなぜ?必要量や予防のための水分目安

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夏の熱中症対策に重要な塩分補給。
しっかりと塩分を摂って熱中症対策をしたいところですが、「塩分を摂りすぎるといけない」とも言われていますよね。

ではなぜ、熱中症予防に塩分が必要なのでしょうか。
今回は熱中症対策に塩分補給が必要な理由や必要量などについて詳しくご紹介します。

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熱中症対策に塩分補給するのはなぜ?

熱中症対策では水分補給と同じくらい重要な塩分補給。
でも、普段は生活習慣病などの病気を防ぐため「塩分の摂りすぎは健康に良くない」とよく耳にしますし、実際のところどうなの?という疑問もあると思います。
おまけに塩分を摂りすぎると余計に喉が渇きそうですしね。

それでは、なぜ熱中症対策に塩分が重要なのか。

その答えはズバリ

【汗が出ることによって失われるのは水分だけじゃなく、塩分に含まれるナトリウムも失われるから】

そういえば汗ってしょっぱいですよね。塩気がある、、、「あれ?塩分とナトリウムって一緒じゃない?」と疑問に思いませんでしたか?
私は思いました!

ややこしいところですが、どうやら、塩分(食塩)の主成分はナトリウムと塩化ナトリウムで、ナトリウムは塩分(食塩)の約40%程度しかないそう。
なので、塩分=ナトリウムということではないらしいです。

少し話はそれましたが、熱中症対策の話に戻りますね。

通常健康な状態のときは、0.9%のナトリウムが血液に含まれています。
でも夏の暑さなどでたくさん汗をかき、汗によって血液中のナトリウムが不足してしまうと、低ナトリウム血症という症状を引き起こしてしまうんです。

この低ナトリウム血症というのは、血液中の水分量が多くなってナトリウム量が少なくなったときに発症するもので、頭痛、吐き気、めまい、痙攣、意識障害などの症状が出てしまいます。熱中症の典型的症状ですね。
そんな辛い状態に陥らないためにも、塩分補給が重要なんですね。

とはいえ汗をたくさんかいていなくても「熱中症対策のため…」と水分をたくさん摂りすぎてしまうと、逆に血液中のナトリウムが薄まり、低ナトリウム血症を引き起こしてしまいます。ちょうどいい塩水にお水だけ足すと、どんどん塩分が薄くなっていきますよね?

要は、塩分が多くてもダメ、薄くてもダメ、ちょうどいい状態でキープすることが大事ということです。
それが一番難しいんですが。では、そのための必要量や基準などを見ていきましょう。

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熱中症に塩分の必要量は?

熱中症に塩分が重要だからといって過剰摂取はいけません。
暑いからといって塩分が足りているのに塩分を摂取してしまうと、結果的に摂りすぎてしまったということもあります。

塩分の過剰摂取は生活習慣病や高血圧などには良くないので注意しなければいけないのは周知の通りですよね。

人間が1日に必要とする塩分は、2~3g。小さじ1杯の食塩がだいたい5グラムなので、小さじ半分ほどです。そんなに少量で十分だったんですね。

一方、日本人の1日の平均食塩摂取量は10.7gなんですって。これは明らかに摂りすぎですね。

なので、普通に生活しているぶんには、わざわざ塩分補給をする必要はないんです。先ほどの数値データを見る限りでは、むしろ控えた方がいいくらいでしょう。

ただ、運動や野外での作業などで大量の汗をかく場合は塩分補給をしないと低ナトリウム血症になってしまう恐れがあります。
ここの見極めが分かりにくいかも知れませんが、塩分補給をした方が良いと判断する目安としては

・長時間、流れるような汗をかいたとき
・腕などを一度水洗いしたあとに舐めてみてしょっぱいと感じたとき

このようなときには塩分補給をしてください。

熱中症予防の水分と塩分のバランス

熱中症予防には、水分と塩分をバランスよくとる必要がありあす。
人間は、家事やデスクワークなどの普通の生活をしているだけで1.5~2.5ℓの水分が失われてしまうので、最低でもその分の水分は補給しなくてはいけません。

でも、普通に食事をしていれば、食事から約1ℓの水分を摂ることができるんです。
なので、飲み水として摂取するべき水分量は1~2ℓで十分。

熱中症対策のためにとそれ以上の水分を摂ってしまうと、体内のナトリウムが薄まってしまいます。
お水ばかり飲んで体内の塩分が薄まってしまうのもダメだし、かといって濃い味のものを食べ過ぎて塩分濃度が濃くなってしまうのもダメ。

目安としては、普通に生活をしている分なら、1~2時間おきにコップ一杯の水を飲むようにする程度でバランスよく水分補給することができます。

運動や野外での作業などで汗だくになるような場合は、しっかりと水分補給をすることが大切です。
その場合は汗でナトリウムも排出されてしまうので、塩分補給も忘れてはいけません。

熱中症対策の塩分補給 まとめ

夏になると塩飴や塩タブレットなどが店頭に並びますが、運動などで汗をかくことがなければわざわざ塩分補給をする必要はないんですね。
水分も塩分も、生活に合わせた量を見極めて、しっかりと熱中症対策をしてくだい。

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