汗疹といえば、子どもの皮膚トラブルなイメージがありますが、実は大人も汗疹ができてしまうこともあるんです。
しかも、おしりは特に汗疹ができやすい場所なんですよ。
痒みが無い場合でも、しっかり治してすべすべのお肌を取り返したいですよね。
そこで今回は、大人の汗疹の原因や治し方、そして予防などについてご紹介します。
お尻の汗疹の治し方
地球温暖化の影響なのか、暑い日が多くなっていますよね。
5月ともなると半袖で過ごす日が多くなり、汗をかくことも増えてきます。
そして、そのせいなのか大人でも汗疹で悩んでいる人が増えているそう。
でも、初期の汗疹は意外と簡単に治せるものなんですよ。
痒みがでて酷くなる前に、早めに治してしまうことが重要なポイントです
一番良いのは、皮膚科を受診して薬を処方してもらうことですが、大人は何かと忙しくてなかなか病院にいく時間が取れなかったりしますよね。
そんなときには、ドラッグストアなどで購入できる市販薬を使ってみましょう。
汗疹の塗り薬を選ぶポイント
汗疹の薬を選ぶ際に重要なのは
・かゆみを抑える作用
・炎症を鎮める作用
この2つです。
かゆみを抑える成分は、ジフェンヒドラミンなどの抗ヒスタミン成分や鎮痒薬のクロタトミン、そして局所麻酔成分のジブカインやリドカインなどです。
炎症を鎮める成分は、ステロイド系か、グリチルレリン酸などの抗炎症成分です。
ステロイドは即効性もあり、初期の汗疹ならすぐ効果が現れると思います。
副作用の心配もありますが、少量であれば副作用がでることはほとんどありません。
汗疹が酷くなる前に、ステロイドを使って治してしまうのも手ですよ。
ただ、妊娠中だったりするとステロイドは使えません。
この場合は、非ステロイド系のお薬を使うようにしてくださいね。
お尻の汗疹を治す近道1・清潔を保つ
お尻の汗疹を治す近道は、清潔にしておくことも大事です
夏場は特に汗をかくことが多いので、小まめに拭いたり、洗ったりしてみましょう。
とはいえお尻なので、人前で汗を拭いたりできないですよね。
なので、トイレに行った際にタオルやハンカチなどで吹いたり、通気性重視で下着を選んだりするといいですね。
あと、荒業ですが、お尻の部分にガーゼ生地のハンカチを入れておくのも手です。あまり頻繁にトイレに行けない状況の場合、汗を吸収しやすい生地をお尻に当てておくだけで随分違います。
トイレの度にサッと取り替えるといいですよ。
お尻の汗疹を治す近道2・保湿
そして保湿もお忘れなく。
保湿をしっかりしないと肌のバリア機能が衰えてしまい、汗疹や肌トラブルが起きやすいい状態になってしまうんです。
冬場や秋口の寒い日は特に乾燥しますしね。
初期の汗疹であれば、清潔と保湿をしっかりと心がけるだけで改善することもありますよ。お風呂上りにケアしてみてくださいね。
ただ、酷い場合には時間を作って皮膚科を受診することをオススメします。
お尻に汗疹ができる大人の原因は?
汗ばむ時期に長時間座っていると、下着や衣服が汗のせいで肌にピッタリとくっついてしまうことってよくありますよね。
そして、お尻は常に下着や衣服などで覆われている部分です。
なので、汗の多い時期のお尻回りはつねの湿気の多い状態になってしまうんです。
そして、座っていることで更に通気性も悪くなってしまい、汗疹ができやすい環境が整ってしまうんですね。
汗をかいたらこまめに着替えたり、シャワーを浴びたりできるといいのですが、忙しい大人には至難の業。
なので、1日中湿気の多い状態で過ごさなければいけません。
最初の頃は、「少し痒いかな?」程度でも、放置しておけば、どんどん痒みが増してくることも多々あります。
あまりの痒さに掻き壊してしまうとそこから細菌がはいって、更に炎症を引き起こしたり、化膿したりしてしまいます。
そうなってしまうと、座るのも辛く、治療にも時間がかかります。
たかが汗疹、されど汗疹です。
汗疹ができたら早めの処置で治してしまうことが大切ですよ。
お尻の汗疹予防と対策
汗疹は酷くなると跡が残ってしまうこともあるんです。
それはちょっとイヤですよね。
そんな悲しい事態に陥らないためには、汗疹にならないよう日頃の予防が重要になってきます。
汗ばむ季節に、下着や衣類は通気性の高い素材のものを身に付けるといいでしょう。
シルクやコットンが一番ですが、速乾性のあるポリエステルなんかもオススメです。
そして、デスクワークなどで長時間座っていることが多いような場合には、イグサなど通気性にすぐれた座布団を使ってみたり、こまめに立ち上がるようにするとかなり改善されていきますよ。
そして、やはり一番効果的な予防策は、清潔に保つこと。
汗ばんだら拭く!
これが一番です。
お手洗いついでに、ウエットティッシュなどを使って清潔に保つことをこころがけましょう。
汗疹予防の食材
夏が旬のトマトやピーマンなど、ビタミンが豊富に含まれている野菜を積極的に摂るようにするのもおすすめです。
ビタミンは皮膚や粘膜を強くしてくれる働きがあるんです。
おまけに免疫力までサポートしてくれるので、夏野菜をたくさん食べて汗疹になりにくい体を目指しましょう。
お尻の汗疹の治し方 まとめ
夏になると、大人でも汗疹になってしまうんですよね。
ただ大人の場合は、すぐに治療することもできます。
初期であれば、保湿だけでも数が減ったり、出にくくなったりするものです。
早め早めの対策で、すばやく治して快適に夏を乗り切りましょう。