妊娠中は、さまざまな体調の変化が出てきますよね。
特にお腹がどんどん大きくなってくる妊娠後期には、手足の不快感に悩まされることもあるでしょう。
症状は様々ですが、圧倒的に多いのがしびれやむくみ。
実は私も妊娠後期に突然、手のしびれとむくみが始まりました。
そこで今回は私の実体験を含め、妊娠中のしびれやむくみについて詳しくご紹介します!
妊娠中の手のしびれとむくみ
妊婦健診では、様々な検査とともにむくみの有無をチェックしています。
これは妊娠中期から後期にかけての妊婦さんのカラダは、とってもむくみやすくなっているからなんです。
むくみは妊婦さんの約30%に見られる症状で、その原因も様々ですが、放っておくとしびれにつながることもあります。
妊娠後期、臨月に入ったころの朝、起きたら片手が痺れていました。
それからは毎朝痺れている状態になり、数日後からはむくみも見られました。
私の場合は片方の手だけに症状が現れましたが、痺れは起きた時が一番ひどく、1時間ほどで徐々に治まります。
妊娠9ヶ月目あたりから手足がむくみはじめて、ほどなくして手がしびれるようになったそうです。
包丁を持つのも大変なくらいむくんでしまい、おまけにしびれもあるので、ずっと不快感が付きまとっていたようです。
妊娠中の「むくみ」と「しびれ」は切っても切れない間柄です。
少し前までは、むくみは「妊娠高血圧症候群」の症状とされていましたが、最近になって症状の項目から外されています。
とはいえ、症状の項目から外されたことを危険に思う専門家もいるようなので、まるっきり心配ないとは言いづらいのが現状です。
それでは「むくみ」や「しびれ」の原因についてご紹介しましょう。
寝起きに手がしびれる原因は?
妊娠後期に見られる手のしびれやむくみの原因は、むくみにより神経が圧迫されることでしびれのでる「手根管症候群」が考えられます。
特に寝ている間にむくみが酷くなり、寝起きにしびれを感じるようになります。
症状が酷い場合には、夜中に何度も手のしびれで目が覚めてしまう人もいるようです。
では、どうしてむくみが起きるんでしょう。
妊娠中のむくみの原因
妊娠中はつわりなどで食生活がみだれ、神経障害の原因となるビタミン不足に陥りやすくなっています。
おまけに妊婦さんのカラダは血液と水分のバランスが崩れやすくなっていることから、むくみやすくなっているんですね。
そのむくみが神経を圧迫することで「手根管症候群」を発症してしまうのです。
いきなり「手根管症候群」と言われると驚いてしまいますが、妊娠中の「手根管症候群」は産後にむくみが治まれば、自然に完治することが多いので心配はいりません。
私も、産後は全く起きませんでした。産後の数日は授乳と赤ちゃんのお世話でそれどころではなかったですけどね。(笑)
妊娠中の手のしびれ解消法
妊娠中の手のしびれは、ほとんどの場合放置しておいても問題はありませんが、やはり気持ち悪くストレスや不安になるもの。
ストレスはお腹の赤ちゃんにも伝わってしまいますので、放置せずに早めに解消してしまいましょう。
上述のように、手のしびれの原因は主に「むくみ」なので、むくみを解消することが必要不可欠です。
むくみを解消する方法は
むくみは、市販の薬や病院での治療ではなく、食事と体調管理で解消できることが多いです。
簡単にできる方法を挙げてみましょう。例えば、
・納豆、昆布、バナナなどのカリウムを多く含む食材を食べる
・食べ物や飲み物は温かいものを選ぶ
・半身浴や足湯でカラダを温める
・仰向けに寝た状態で、手を上にのばしブラブラしてから寝る
いかがですか?どれも自宅で簡単にできるものばかりです。
妊娠中に限らず健康に良いことなので、少し気にかけて生活してみてください。
リンパマッサージなども効果的ですが、妊婦さんの場合は気を付けてやらないと様々な不調につながる恐れもあります。
どうしてもという場合は信頼できるプロの方にお願いをして施術をしてもらうことをオススメします。
妊娠中の手のしびれとむくみの原因と解消法 まとめ
妊娠すると様々な症状に悩まされることが多くなります。その症状も千差万別で、1人目と2人目でも違うものです。
心配なことは、どんなことでも医師に相談してしまった方が、無駄な不安を抱えずに過ごすことができます。
心配事や不快なことは早めに解消して、期間限定のマタニティーライフを満喫してくださいね。