鍋料理には欠かせない土鍋。
お鍋も良いですが、土鍋で炊いたごはんは、もっちりと甘くてとても美味しいですよね。
しかしちょっと火加減や時間を間違えると焦げ付いてしまったり、鍋底にこびりついてしまったりすることも。
そこで、簡単に焦げを取る方法や、焦げないように炊くコツをまとめてみました。
土鍋の焦げ付きの上手な取り方
土鍋は一度焦がしてしまうと、洗って焦げを落としても同じところが必ず焦げ付くようになってしまいます。
このように焦げ癖がついてしまうとなかなか面倒です。
しかし焦がしてしまったからといって、慌ててこすってはいけません。
土鍋に金たわしやクレンザーは御法度です。
ちょっとした焦げであれば、まずは慌てずに水をいれて一晩置いてみてください。
翌朝には焦げが柔らかくなっていると思うので、布巾でゆっくりとこすると取れると思います。
軽い焦げ付きならこの程度で落とせますが、問題は強い焦げ付き。
でも心配御無用!
布巾でこすったくらいでは落ちない焦げには『重曹』が効果的なんです。
重曹で焦げを落とす方法は
2、土鍋の中に大匙3~4杯の重曹を入れる
3、火にかけてグツグツと煮立たせる
4、完全に煮立ったら、そのまま一晩放置
5、翌朝、指やスポンジで焦げを取る
これで簡単に落とせるはずです。
ポイントは必ず水から始めること。お湯からはじめてしまうと重曹の力が発揮されません
焦げ付きが酷く、1回で落ちない場合は2回3回と繰り返すことで落とせるようになります。
それでも落ちない焦げ付きは3日程天日干ししてみてください。
カラカラに乾燥すると焦げがはがれやすくなりますよ。
土鍋でご飯が焦げる原因は?
土鍋でご飯が焦げる理由は『火力が強すぎる』または『時間が長すぎる』のどちらかです。
しかしおいしいごはんは、強火で一気に炊き上げるのがコツ。
焦げは嫌だけど、おいしいごはんが食べたいですよね。
レシピ通りに炊いていても焦げてしまうのは、使用しているコンロによって火加減がかわるからです。
ちょうどいい火加減をつかむのは難しいものですが、何度か調整をして各ご家庭の火加減を探ることが、おいしいごはんへつながる道だと思います。
あまり難しく構えずにトライしてみてくださいね。
そして焦げ癖がついてしまっている土鍋だと、うまく調整をしても焦げてしまうことがあります。
その場合は米のとぎ汁を使って『目止め』をすることをおすすめします。
新品の土鍋をおろしたときに行う目止めを再度することによって、焦げ癖がリセットされますよ。
目止めのやり方⇒土鍋の新品をおろす時の目止め。手入れと洗い方が長持ちの秘訣!
土鍋でご飯が焦げないように炊くコツ
ご飯を焦がさないように炊くには火加減と時間が大切です。
しかし土鍋は金属製の鍋と比べると熱伝導率が低いので、あまり厳密でなくてもおいしいご飯が炊けるものです。
レシピ通りにやっても焦げてしまう場合は、本来は強火のところを強めの中火でやってみると焦げ付かなくなることも。
もっと簡単なのは、昆布を一枚敷いてからお米を入れると焦げつきません。
昆布のダシもでておいしく炊きあがります。
粗塩をひとつまみ入れてから炊くのも効果があるようです。
まとめ
レシピ通りに炊いていてもコンロや土鍋のクセがあるので、なかなか思った通りに炊けないこともあります。
それぞれのクセを掴んで微調整することによって、家庭の味がでてくるものです。
自分にしかわからないクセを掴んで、土鍋とじょうずに付き合っていってください。