採れたてのタケノコを頂いても、アク抜きなどの下処理ってなんだか難しそうですよね。
「タケノコのアク抜きには米ぬか」というのは聞いたことがあっても、米ぬなかなんて家にないし、、、
そこで、家にあるもので手早く簡単にアク抜きできる方法をご紹介します。
たけのこのあく抜き米ぬかが無い時の代用
春の味覚のタケノコ。採れたての旬のタケノコはエグミも少なく、豊かな風味と歯ごたえで、最高の味わいです。
そんなたけのこのアク抜きといえば「米ぬか」。
米ぬかと鷹の爪をいれたお湯で茹でるだけでエグミもなくなり、とても美味しいタケノコになるのですが、米ぬかってなかなか家に置いていないアイテムですよね。
わざわざ買いに行くのも面倒ですし、他に代用できるものがあれば、それでアク抜きをしてしまいたいところ。
実はタケノコのアク抜きは、結構色んな物で代用できるんですよ。
- お米
- お米のとぎ汁
- 重曹
- 小麦粉
- 大根おろし
など。お米は大抵どこのご家庭にもありますし、重曹や小麦粉、大根も家によくあるアイテムですよね。
米ぬかがないときには、これらの代用品で簡単にアク抜きをしてしまいましょう。
たけのこのあく抜き簡単にできる方法
それでは各代用品で簡単にアク抜きをする方法をご紹介しましょう。
お米
お鍋に硬い皮を2、3枚剥がし、穂先を切り落としたタケノコを入れて、水をひたひたになるくらい入れます。そこに生米(無洗米でも可)を一掴み入れて茹でます。
最初は強火、沸騰したら弱火にして竹串がスッとはいるくらいまで(1時間~1時間半程度)茹でましょう。
茹で終わったら火を消し、そのまま冷やしましょう。
お米のとぎ汁
お米のとぎ汁をお鍋に入れ、硬い皮を2、3枚剥がし、穂先を切り落としたタケノコと鷹の爪1、2本をいれます。竹串がスッとはいるくらいまで(1時間~1時間半程度)茹でます。
茹でている途中でとぎ汁が減ってしまったら、お湯を足します。
茹で終わったら火を消し、そのまま冷やしましょう。
重曹
水1ℓあたり重曹3g(小さじ約半分)を入れて、タケノコが浮いてこないよう落し蓋をして1時間~1時間半茹でます。
竹串がスッと入るくらいになったら、お湯を捨てて水にさらします。
重曹を入れすぎると、タケノコが茶色く変色してしまうことがあります。
しかし、変色してしまっても数時間水にさらしておくと、色が抜けるので大丈夫です。
小麦粉
皮を向き小分けに切ったタケノコと、小麦粉大さじ2、お米大さじ2、タケノコがひたひたになるくらいの水を耐熱容器に入れて、レンジで10分程度温めます。
その後は軽く洗って、新しい水にさらします。
大根おろし
大根おろしのおろしと水を1:1でボールに入れて、そこに塩をひとつまみと小分けにしたタケノコをいれます。
2時間程度浸けておき、その後は洗ってから水にさらします。
小麦粉と大根おろしは火を使わずに出来るんですね。
大根をおろすのがちょっと大変なので、フードプロセッサーなどをお持ちの方は是非お試しください!
たけのこのあく抜きは必要なの?
そもそもタケノコにアクは必要なのか。
実は、たった今採って来ました!という新鮮なタケノコは、アク抜きをしなくても美味しく食べることができます。
穂先の部分は生で食べることもできて、歯ごたえも素晴らしく風味豊かで、とっても美味しいんですよ。
しかし時間が経つごとにエグミがでてきてしまいます。
アク抜きをしなければ、その分タケノコ自体の風味をそのまま味わうことができますが、美味しい!という感動の後にとてつもないエグミに襲われて後悔することになります。
たけのこのえぐみが残った時の取り方とアク抜きの失敗ごまかし術
タケノコのエグミの原因はシュウ酸とホモゲンチジン酸だと言われています。
よくタケノコのアク抜きをしないと吹き出物やアレルギーなどに似た症状がでるといわれますが、これはシュウ酸とホモゲンチジン酸のせいではなく、コリンとノイリンという物質が原因なんです。
実は私も顔の頬全体に赤い吹き出物が出て以来、筍は食べ過ぎないようにしています。
エグミ自体には毒性はないので、気にならなければそのまま食べても問題ありませんが、アク抜きをして食べた方がエグミも取れて美味しくいただけます。
まとめ
筍は地面に出てこないうちに掘って、採って1時間以内のタケノコなら、さっと茹でたり、そのまま薄切りにして刺身風にわさび醤油でたべるととっても美味しいんです。
これは自分の敷地内でタケノコが採れるような人にしか味わえない贅沢なものですが、一度は食べてみたいものです。
しかしスーパーなど売られているタケノコもしっかりとアクを取れば、パックで売られているタケノコとは比べ物にならないくらい美味しくいただけます。
今回ご紹介したアク抜き方法で、手軽に美味しくタケノコを堪能してくださいね。