ストレスや疲れなどが影響しやすいホルモンバランス。
女性は月経のサイクルでもホルモンバランスが左右され、バランスが乱れると生理痛が酷くなったりと、さまざまな不調をひきおこします。
そんなホルモンバランスを整えるにはどうしたらいいのでしょうか。
ホルモンバランスを整える方法
女性が毎日を元気に過ごすためには、ホルモンバランスを整えることが大切です。
肌荒れが酷い、疲れが取れない、生理痛が酷くなってきた、などの症状はホルモンバランスの乱れが原因なことが多いです。
では、乱れてしまったホルモンバランスは、どうしたら整えることができるのでしょうか。
冷えには要注意!体を芯から温めましょう
体が冷えると自律神経が乱れ、その結果ホルモンバランスも乱れてしまいます。
飲み物は常温か温かいものを、靴下や腹巻などを使うのも良いですね。
「冷えている」と感じたら、カイロなどで仙骨あたりを温めると体全体がポカポカしますよ。
※仙骨:尾てい骨のやや上にある骨。骨盤の中央にあります。
自分を労って、ココロとカラダを休めましょう
過労やストレスはホルモンバランスと密接な関係にあり、女性の大敵です。
アロマやマッサージなど、自分に合った方法でリラックスをしてココロとカラダを休めまましょう。
ストレッチやウォーキングなどの軽めの運動もストレス解消にオススメです。
大豆イソフラボンでホルモンバランスを整える
大豆に含まれる大豆イソフラボンと大豆レシチンは乱れたホルモンバランスを整える作用があります。
豆乳や納豆、味噌汁などを積極的に摂取しましょう。
ただし、過剰摂取にはご用心を!
食べ物から摂取する場合には、サプリはお休みにしてくださいね!
ダイエットは一時中断!規則正しい食生活を
無理なダイエットはホルモンバランスの乱れの原因です。
朝昼晩、栄養バランスに気を付けながら、規則正しく食べるようにしましょう。
甘いもの、味の濃いもの、インスタント食品はなるべく摂らないようにしましょう。
外食中心の生活も厳禁です。
生理不順を改善する食べ物や飲み物。ホルモンバランスを整える食事メニュー
早寝早起きで規則ただしい生活を
ホルモンの多くは睡眠中に作られます。
22時~2時までの4時間の睡眠はホルモンバランスを整えるチャンスです。
質の良い睡眠を意識して、早寝早起きの規則正しい生活を心がけましょう。
生理痛や頭痛はホルモンバランスが関係している
いつもより酷い生理痛や、今までにない頭痛は、ホルモンバランスの乱れが影響している可能性があります。
生理がはじまると、プロスタグランディンという女性ホルモンが分泌されます。
このプロスタグランディンは子宮の収縮を促して経血を外に出す役割があるんですね。
ですが、ホルモンバランスが乱れてプロスタグランディンが多く分泌されてしまうと子宮の収縮が強すぎて生理痛を引き起こしてしまうんです。
プロスタグランディンが過剰に分泌されると、頭痛や腰痛、肩こりやむくみなどの症状がでることも。
なので、このような症状が出た場合にはホルモンバランスの乱れを疑いましょう。
ただし、子宮筋腫などの病気が隠れていることもあります。
大抵の場合は心配いりませんが、不調が続いたり、ホルモンバランスに気を付けていても改善の兆しが見えないようであれば産婦人科の受診をおすすめします。
生理痛はホルモンバランスの乱れのサイン
ホルモンバランスが乱れる背景には、生理サイクルに伴う時期的なものと、ストレスや疲れなどの外因的なものがあります。
外因的なものが原因でホルモンバランスが崩れている場合には、肌が荒れたり、疲れがとれなかったりとさまざまな不調が出ます。
ですが、これだけでは判断に悩んじゃいますよね。
そんなときにわかりやすいのが生理不順や生理痛です。
先ほどもご紹介しましたが、プロスタグランディンは生理痛を引き起こす女性ホルモンです。
過剰に分泌されると、酷い生理痛や頭痛に悩まされることも。
そして生理不順も起こります。
本音を言えば面倒に感じる生理なので、たまにしか来ないのであれば大歓迎ですが、ただの生理不順だと侮ってはいけません。
放って置くと不妊症や不育症になって、最悪の場合は妊娠できない体になってしまうこともありますので要注意です。
「規則正しい生活と食事」「体は冷やさない」「しっかりと休む」
などを心がけて、ホルモンバランスを乱さないように気を付けていきましょう。
まとめ
女性ホルモンの分泌量は一生かかってやっとスプーン1杯分。このスプーン1杯の女性ホルモンに、人生を左右するほどの力があるんですね。
不可抗力な場合もありますが、大抵の場合は自分でもコントロールのできるものです。
規則正しい生活を心がけて、上手にお付き合いしていきましょう。