もうすぐ七夕。
保育園や幼稚園で短冊を渡されて願い事を書いてくるように言われたものの、子どもは自分で書けないし、聞いたところで理解できているはずもなく、とんちんかんな返事が返ってきて困惑しますいよね。
かといって、親の願いを勝手に書いてもいいのか疑問でもあります。
自力で願い事を書けない子どもの短冊は、どうしたらいいのでしょうか。
七夕の短冊の願い事2歳3歳は何を書く?
元を辿れば奈良時代に中国から伝来した七夕。
機織りや針仕事を生業とする女性の上達を願うお祭りだったそうです。
そして、江戸時代に入ると短冊に願いをしたため結びつける風習が庶民に広まり、現在まで続いているんですね。
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当時は、習字や琴などの手習いや、裁縫などの上達を願うために書かれていたそうですが、現在では「サッカー選手になりたい」や「おもちゃが欲しい」などと自由にお願い事を書くスタイルになっていますよね。
では、2歳3歳の子どもの場合はどんなお願い事があるのでしょうか。
七夕みんなのお願いごと
七夕の短冊に書く願い事は、2歳児は親目線での願い事、3歳以降は自分の好きなように書く場合が多いです。
保育園児と一口に言っても、この1年の差はできることの差が大きいですからね。月齢の違いや個人差もありますので、とりあえず基本的には
- できるようになりたいもの
- 将来なりたい職業
- 欲しいもの
- やりたいこと
などを書けばいいでしょう。
まだ字が書けない子が殆どなので、親が代筆することになりますが、本人に聞いてみるもよし、日ごろから言ってることを願い事にするもよし、でいいでしょう。
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短冊に親の目線で書く願い事
短冊に親目線で願いごとを書く場合には
- トイレトレーニングを頑張る
- 好き嫌いなくごはんをいっぱい食べられるように
- すべり台が上手になりますように
- お友達と仲良く遊べますように
などが多いです。
私は娘が3歳の時にお願い事を訪ねたところ「お友達に会えますように」という答えが返ってきました。
ただ単に、暇だからお友達と遊びたいだけだったようですが「自分の願いが言えるようになったんだなぁ…」としみじみした覚えがあります。
このように3歳になると、大体の子が自分の願いを人に伝えることができるようになるんですね。
ですが、願い事の内容がよくわからなかったり、恥ずかしがって教えてくれないこともあります。
そんな場合は、子どもに好きなものを聞いてみましょう。それが
友達の名前だったら⇒「お友達といっぱい遊びたい」
食べ物だったら⇒「○○をいっぱい食べたい」
キャラクターの名前だったら⇒「○○になりたい」
だったりと、そんな感じで書いてみてはいかがでしょうか。
「そんなのが好きなの!?」と親がびっくりするようなチョイスをしてくる子どももいると思いますが、どんなチョイスでも、子どもの意見を尊重してあげてくださいね。
それはそれで、なかなか微笑ましいものがありますよ。
七夕の短冊の書き方で保育園向けなのは?
2歳~3歳の子どもが字を書けないのは当たり前のことですし、保育園側の狙いとしても、親子で短冊を作ることを重視しているはずです。
願い事の内容というよりは、短冊を一緒に作ったということが大事なんですね。
2歳3歳の子どもと一緒に作るのは少し手間ですが、少し頑張ってみましょう。
まず、願い事を書くのは短冊の色のついている面です。縦書き、横書きどちらでもいいと言えばいいですが、常識的に考えて縦書きですね。
願い事の文字は親が書いてしまっても良いですが、子どもの手をとって一緒に書いてみるのも良いですね。
子どもだけでは書けなくても、親が手をとって書いてあげれば、汚くてもなんとか読める程度にはなると思います。
ただ、誰の短冊かわからなくなると困るので、名前は親が書いてあげましょう。
字を書くのはちょっと無理そう、という場合には、願い事と名前は親が書き、子どもには短冊の裏にお絵かきをしてもらっても良いかもしれません。
七夕の願い事って保育園用は親の言葉でいいの?
3歳半ばや4歳前後の子どもは自分で書けないまでも、聞けば願い事を教えてくれるようになるのですが、2歳くらいの子どもは、七夕を理解できていませんし、願い事を聞いても的を得ないことが多いでしょう。
短冊に書く願い事は子ども自身の願いを書くことが基本なのだと思いますが、わからない場合などには親の願い事を書いても構いません。
実際に保育園で飾られている短冊を見てみると
- 風邪をひかずに元気で過ごせますように
- お友達と仲良く過ごせますように
- お箸が上手に持てるようになりますように
などと書いてある短冊を多く目にしました。
願い事の内容に困ったときは、この辺りを参考にして書いてみてはいかがでしょうか。
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七夕の短冊の願い事の書き方 まとめ
2歳3歳の子どもには七夕を理解するのはちょっと難しいことだと思います。
ですが、一緒に願い事を考えたり短冊を作ったりする作業は、子どもも一緒に楽しめるはず。
織姫と彦星の物語をお話ししながら、短冊作りを楽しんでくださいね。