赤ちゃんの便秘に効くと言われる砂糖水。
自分で作るとなると砂糖の種類は何で、どうやって作って、どのくらい飲ませてあげればいいのか気になりますよね。
ということで、砂糖水の作り方や量や頻度、上手な与え方などを詳しくご紹介します。
赤ちゃん便秘用の砂糖水の作り方
体操やマッサージ、綿棒浣腸でも解消できない赤ちゃんの便秘。
習慣化してしまうと薬に頼らなければいけなくなることもあるので、できれば自然にでるようにしてあげたいですよね。
そんな時にオススメなのが砂糖水。
昔から民間療法としてたくさんの赤ちゃんの便秘を解消している実績があります。
砂糖水は浸透圧がたかく、腸内の水分を引き込む力があります。
水分不足で硬くなってしまったウンチは、砂糖水の浸透圧効果で引き込んだ水分によって柔らかくなります。
また、浸透圧により腸内で水分が動く刺激も効果的で、頑固な便秘を解消してくれるんです。
それでは、さっそく赤ちゃんの便秘解消に効果的な砂糖水の作り方をご紹介しましょう。
・哺乳瓶
・湯冷まし 100㏄
・砂糖 約5g
【作り方】
1、哺乳瓶に湯冷まし100㏄を入れて、そこに砂糖約5gを入れて混ぜます
2、砂糖水入りの哺乳瓶を人肌に温めます
この時に使う砂糖はグラニュー糖やきび砂糖、てんさい糖やオリゴ糖でも構いませんが、白いお砂糖は体を冷やす作用があるので、きび砂糖やてんさい糖を使う方がいいかもしれませんね。
その中でも特にオススメなのがオリゴ糖です。
便秘にオリゴ糖の効果
実は砂糖は腸内細菌の悪玉菌の餌になり、悪玉菌を増やしてしまいます。
ですが、オリゴ糖は善玉菌を活発にして腸内環境を整えて、根本的に便秘を解消する効果が期待できるんですね。
お恥ずかしい話ですが、私も長年慢性的な便秘で悩んでいて、半年ほど前からコーヒーにオリゴ糖を入れて飲んでいます。
私の場合は約1ヶ月で毎日スッキリと出せるようになって、今は便秘知らずの身体になりました。

薬とは違ってお腹が痛くならない所もオススメポイントです。
ちなみにオリゴ糖で砂糖水を作る場合には、湯冷まし100㏄にオリゴ糖1gで作るようにしてくださいね。
赤ちゃんに飲ませる砂糖水の量や頻度は?
さて、砂糖水の作り方がわかったところで、次は赤ちゃんに飲ませる砂糖水の量と頻度についてご紹介しましょう。
哺乳瓶に砂糖水を入れて、人肌程度に温めたら1回につき約20㏄、授乳に影響のないタイミングで飲ませてあげてください。
赤ちゃんの様子を見て1日に2回くらいからはじめましょう。
効果を見ながら、回数を調整してください。
効果が見られないからと言って与え過ぎは禁物です。
砂糖水を使うと、人工的に下痢に近い状態になるため、お医者さんの中には「砂糖水はオススメできない」という方もいます。
なので、一度にたくさん与えたり、多用するのは控えてください。
効果が出るまでの時間は個人差があるので何とも言えませんが、早い子は1時間くらいで効くこともあるようです。
なかなか効果が現れない場合には、他に原因があるかも知れないので一度お医者さんに相談するようにしてくださいね。
赤ちゃん砂糖水の上手な飲ませ方
砂糖水を赤ちゃんに飲ませるのは哺乳瓶が一番ですが、完全母乳で育っている子の中には、哺乳瓶を嫌がる子もいますよね。
どうしても哺乳瓶はイヤ!と拒否されてしまう場合には、スポイトやスプーンを使って少しずつ飲ませてみましょう。
温度は人肌程度がベストです。
必ず水を一旦沸かせ湯冷ましで作るようにしてくださいね。
また、赤ちゃんに砂糖水を与え過ぎると、甘いものに慣れてしまい、母乳やミルクを拒否するようになってしまう恐れもあります。
離乳食をはじめるときにも悪影響を及ぼしかねないので、どうしても便秘が解消しない、他の方法では出ないという場合の奥の手として使ってください。
赤ちゃんが便秘で綿棒でも出ない?かんちょうは毎日のタイミングが大事
まとめ
大人にとってはただの甘い水な砂糖水ですが、赤ちゃんの便秘を解消する力が隠されていたんですね。
よく効くのでオススメですが、デメリットもあるので十分に注意して飲ませるようにしてください。
離乳食をはじめてすぐも便秘になりやすい時期でもあるので、離乳食で便秘になったときにも活用してみてくださいね。