子どもって、新陳代謝が活発なせいかたくさん汗をかきますよね。
でも、何もしていないときにシャワーでも浴びたかのようにビッショリになったりすると、「もしかしたら何か病気があるのかも、、、」と心配になったりしませんか。
そこで今回は、子どもの頭の汗の原因と対策について詳しくご紹介します。
子供の頭が汗だくなのは病気?
子どもは基礎体温が高いこともあり、よく汗をかきますよね。
遊んでいるときだけではなく、家の中でも、寝ているときにも汗で髪の毛がビッショリなんてこともあるでしょう。
>>頭シラミとフケの見分け方※画像あり。取り方や孵化までの日数に注意
でも、乳幼児の頃だけでなく、それが小学生にもなって続き、しかも頭だけともなると「うちの子、なにか病気があるのかしら?」と心配になると思います。
外遊びで汗だくならまだしも、家の中でおとなしくしているときや寝ているときに大量の汗をかく原因はどんなものがあるのでしょうか。
実は、頭に大量に汗をかくのは
- 汗腺が頭にいっぱいある
- 多汗症
- 病気
この3つの原因が考えられます。
汗腺が頭にいっぱいある
汗腺がいっぱいあるといっても、実は大人と子どもの汗腺の数は同じなんだそう。
ですが、子どもの方が表面積が少ない分、同じ量の汗をかいてもビッショリになってしまうんですね。
そして、子どもはおとなしくしているときでも汗をかくことで体温調整をしているんです。
おまけに新陳代謝も活発なので、いっぱい汗がでるんです。
多汗症
子どもは基本汗かきなので気づかれにくいのですが、ただの汗かきではなく多汗症だったというケースもあるそうです。
子どもが多汗症と診断されるのは、環境の変化やストレスが原因で大量に汗をかく場合だそう。
ですが、大体の子は中学生くらいまでには治まってくるようです。
病気
大量の汗が症状としてでる病気があります。
バセドー病などの甲状腺疾患、糖尿病、下垂体疾患、自律神経の乱れなどの原因が隠れている場合もあります。
ただ、病気で大量の汗をかく場合は他にも気になる症状が出ることが多いです。
汗の他に気になる症状がない場合は、「子どもならではの現象」と考えても良いようです。体質かな、くらいに考えておけばいいでしょう。
それでも気になったり、心配であれば一度医師に相談してみてくださいね。
子供の頭の汗かき対策
子どもが汗をかくことは、体温調整のために必要なこと。
逆に汗をかかない子どもは、低体温児だったり、体温調節機能が未発達なことがあり、こちらの方が心配なんです。
たくさん汗をかくのは健康な証拠なんですね。
なので、子どものうちはどんどん汗をかかせてあげてください。
ただ、汗をかいたままにしておくと衛生的にもよくないですし、冷えて風邪をひいたり、汗疹や湿疹などの肌トラブルに繋がってしまいます。
そんなトラブルを避けるためには、汗をかいたら、こまめにタオルで拭いたり、着替えさせたり、軽くシャワーで洗い流したりしてあげましょう。
シャワーをめんどくさがったりする場合には、蒸しタオルで拭いてあげるとサッパリします。
子供の汗かき頭の臭い対策
そして、子どもの汗で気になるのは臭いだと思います。
清潔にしていればそこまで臭くなることはないのですが、1日中汗をかいているような場合だと、どうしても臭くなってしまうんですよね。
「最近ちょっと臭いがキツイかも」と感じたら、食生活を見直してみてください。
子どもの大好きなお肉、卵、牛乳などに含まれる動物性たんぱく質は、子どもの成長に欠かせない栄養ですが、偏ってしまうと汗のにおいがキツクなってくるんです。
イヤな臭いを撃退するためには、抗酸化力の高いビタミンA、ビタミンC、ビタミンE、ポリフェノールを摂るようにしましょう。
ちなみに子どもの大好きなスイカも抗酸化力の高い食べ物です。
水分補給にも優れているので、汗をたくさんかく夏のデザートにオススメですよ。
子供が寝てる時の頭の汗はどうする?
寝ていてもたくさん汗をかき、朝には枕までびっしょり。
仕方がないとはいえ、毎日替えるのは大変ですよね。
人間は、大人も子どもも関係なく、寝入りばなには汗をかくものです。
というのも、眠っているあいだは、起きているときよりも体温を低く保とうと脳が指令をだすからなんですね。
要は、体温をさげるために汗をかくのです。
大人でも、寝てる間にコップ1杯分の汗をかいているんですよ。
子ども場合は、それに加えて「新陳代謝が活発」という要素があるので余計に暑いようです。
子どもが何度布団をかけなおしても蹴ってしまうなんて経験はどこのご家庭でもあると思います。
親としては、「風邪をひかないように」と気遣ってのことなのですが、子ども的には「暑いからイヤ」みたいです。
うちの子も、よく暑くて布団からでてしまうのですが、冷えてくるとちゃんと戻って布団をかけています。
布団を蹴ってしまう時には、そのままにしておいておいても良いのかもしれませんね。
それでも汗だくで大変!というときにはアイスノンなどで冷やしてあげるのも効果的です。
枕にはバスタオルなどを巻いておくと洗濯も楽ですね。
伸縮性のある筒状の枕カバーなんかは、替えるのが楽ですよ。
吸水性に優れたパイル地のものを数枚用意しておくと、たくさん汗をかいても清潔に保てます。
このタイプのものは子どもでも簡単に替えられるので、お手伝いしてもらうのもいいですね。
>>熱中症対策に塩分補給するのはなぜ?必要量や予防のための水分目安
子供の汗かき頭の対策 まとめ
子どもの汗は、多くの場合は健康である証拠なので心配無用です。
ただ、風邪や肌トラブルにつながることもあるので、こまめに拭いて清潔にしてあげることが大切です。
たくさん汗をかいてもあまり気にせず、やさしく見守ってあげてくださいね。