「風邪をひいたら卵酒を飲むと良い」と、よく耳にしますよね。
昔から風邪の妙薬として愛されてきた卵酒。
やさしい甘さと温かさ、なめらかな口当たりで風邪のひきはじめの身体を癒してくれます。
いきなり風邪薬を飲むよりは、昔からの民間療法で治ってしまえばそれに越したことはありません。
しかし卵酒って子どもでも飲めるものなのでしょうか?
卵酒の効果はどんなもの?簡単に作れるの?といった卵酒のさまざま疑問にお答えしたいと思います。
風邪の卵酒は子供に飲ませて大丈夫?
昔から「風邪をひいたら卵酒」と言われているように、民間療法として長い間受け継がれてきました。
ご家庭にある材料で手早く作れることが、今でも飲まれ続けている理由の一つではないでしょうか。
卵酒の作り方
・日本酒180ml
・卵1個
・砂糖またはハチミツ 大匙1~2(お好みで調節してください。)
・生姜の絞り汁(お好みで)
作り方
1.日本酒を沸騰する手前まで温める
2.卵を解きほぐし、砂糖・お好みで生姜の絞り汁と混ぜる
3.2で出来た卵液に少しずつ酒を加える
しかし子どもやお酒の苦手な方に飲ませる場合は、日本酒のアルコールを十分に飛ばす必要があります。
子どもに飲ませたい時などには、日本酒をしっかり沸騰させることでアルコールをしっかり飛ばす事が出来ますよ。
卵の凝固する温度は60℃からなので、かき混ぜながら日本酒を少量ずついれることがポイントです。トロトロでふわふわの卵酒が作れますよ。
卵酒の作り方これなら子供でも飲める
オーソドックスな卵酒では子供には少々飲みにくいかもしれません。
最近ではいろいろな卵酒レシピがあり、子どもでも美味しく飲めるようにアレンジされたレシピもたくさんあります。
子ども用ミルク卵酒の作り方
・卵1個
・牛乳100ml
・砂糖(またはハチミツ) 大匙1~2
・日本酒 大匙1
1.日本酒を火にかけしっかりとアルコールを飛ばす
2.卵を鍋に割りいれてよく混ぜる
3.砂糖(ハチミツでも)を加えて混ぜる。その後牛乳も同じように混ぜる
4.弱火にかけて泡だて器で混ぜながら温めます
5.1のアルコールを飛ばした日本酒を加えて、トロトロになるまで混ぜる
※あまり火にかけすぎると固まってしまうのでご注意を。
これで、子どもが喜ぶミルクセーキのような卵酒の出来あがりです!
やさしい甘さで、大人が飲んでもほっと癒される味わいです。
「少し冷えたかな」という時でも気軽においしく飲むことができますね。
卵酒が風邪に効果ありって本当?
そもそも卵酒が風邪に効くと言われているのは本当でしょうか。
実は、科学的に効果のほどは認められていないようです。
しかし、卵白に含まれる塩化リゾチームに殺菌作用があるので、いくらかは効果があるのでは?と言われています。
ただ昔から飲まれ続けているのにも理由があります。
- 発熱による汗で失われた水分を補給
- 身体を温めて血行促進
- アルコールで寝つきを良くする
- ウィルスと闘うために重要な糖分・アミノ酸の摂取
などが卵酒の効果です。
ひどくなってしまった風邪にはあまり効果はないようですが、風邪のひきはじめや冷えた時などに飲むと効果的なようです。
風邪がひどくなってしまった場合や高熱の時には、卵酒を飲む前に医療機関を受診してくださいね。
直接風邪を治す効果はないかもしれませんが、食欲のない時の栄養補給にはオススメですよ。
まとめ
卵酒は日本だけではなく、イギリスやイタリア、チリ、オランダなどでも飲まれているそうです。
ラム酒やブランデー、リキュールなどを使って作る各国の卵酒も、とてもおいしそうです。
今回ご紹介したレシピの他にも、身体に良さそうなものからデザートとしても楽しめそうなものまでたくさんのレシピがあります。
おいしい卵酒で、風邪のひきはじめのうちにしっかり温めて、寒い冬を元気に過ごしてくださいね。