4月から新年度が始まる日本では、「早生まれの子は不利」だとか「4月生まれはメリットが多い」などという声をよく耳にします。
元気に生まれてきてくれれば、どちらでもいいと思いますが、周りからいろいろ言われると気になってしまいますよね。
そこで「3月生まれと4月生まれ、どっちがいいの?」というママの疑問にお答えします。
3月生まれのメリットとデメリット
数カ月で成長に差がつく幼児期では、3月生まれと4月生まれでは大きな差があります。
同じ学年でも、丸1年違うとなると出来ることも全然違ってきます。
一般的に言われている3月生まれのメリットとデメリットは
- 1年早く就園出来るので、親が楽
- 大きくなってからは、年をとるのが遅い(女性では嬉しい人も多いかも知れませんね)
- 就園までのトイレトレーニングなどの準備が大変
- 就園後、皆について行くのが大変
- 大きくなったときに、免許を取りに行くのが遅れる。
3月生まれと4月生まれどっちがいいの?
上でご紹介した通り、3月生まれの場合、幼児期にはデメリットの方が大きいように感じてしまうかもしれません。
4月生まれの方が何かと有利な気もしますが、このアドバンテージも幼児期だけのもので、小学生1~2年生くらいには対して変わらなくなってきます。
一時的なことなので、あまり気にしなくても良いとおもいますが、どちらかを選ぶ基準としては
- 女の子は3月生まれ(大人になったときに年を取るのが遅くて嬉しいため)
- 男の子は4月生まれ(免許を早くに取りに行けるため)
くらいでしょうか。
早生まれの場合「学歴において、わずかに不利」という研究結果があるそうです。
運動の面についても、4月生まれの方が発達が早く、試合などに出場する機会は3月生まれの子に比べると多いようです。
しかし3月生まれにも優秀な人はたくさんいます。
ノーベル物理学賞受賞の梶田隆章氏やサッカー日本代表の香川真司選手や内田篤人選手も3月生まれです。
子供の早生まれに不利は無い!?
3月生まれが不利だといわれる理由は、主に幼児期の成長についてです。
幼稚園や保育園での過ごし方も4月生まれの子に比べると頼りなく、心配する場面が多いかもしれません。
でも、クラスの全員が4月生まれじゃないですよね?12月生まれの子とは3ヵ月しか差が無いし、9月生まれの子とは半年差です。
そして先ほどご紹介した3月生まれのメリットとデメリットについてですが、
⇒ 早く離れてしまって寂しい
■就園までのトイレトレーニングなどの準備が大変
⇒ 3月生まれはオムツが取れていなくても恥ずかしくない
■就園後、皆について行くのが大変
⇒ 成長の進み具合は個人差があるので一概にそうとは限らない
昔は気にする人も多かったようで、ご年配の方は「4月生まれが良い」という方が多いですが、最近のママはあまり気にしていないんじゃないでしょうか。
そしてこの問題も、4月が年度初めの日本ならではのこと。9月が年度初めの欧米では関係ありません。
なので、どちらが有利だとか不利だとかはあまり気にしなくても良いと思います。
成長の差がでるのも一時的なことなので、心配御無用です。
出産前は、いろいろと心配になるかもしれませんが、子どもは親がびっくりするくらいにどんどん成長していくものです。
4月生まれは余裕があって良いかもしれません。
しかし3月生まれは、自分より月齢が上の子たちにもまれて強い子に育つ可能性もあります。
結局はその子の個性です。
まとめ
昔は日本の入学式も欧米と同じように9月だったそうです。
これは昔の高等教育学校や師範学校の先生が皆欧米人だったからだそうです。
明治に入り、陸軍の人材獲得や国の会計制度などの理由で4月に変更になったそうです。
もしかしたら、日本もそのうち欧米に合わせて9月に戻るかもしれませんね。