ママが産後イライラしている。噂ではホルモンバランスの都合とか、産後クライシスだとか聞くけど、ガルガル期って何!?
もしかしてうちの奥さんがいつも怒っている理由はこのガルガル期なの!?
では、産後の女性がなるガルガル期について、詳しくご紹介します。
産後のガルガル期とは
困りましたねガルガル期。
ガルガル期とは、ママが産後に陥る一種の産後クライシス。
特に、我が子を守りたいという本能から、赤ちゃんに近づく人を強く拒絶したり、あからさまに嫌悪感を示すことを言います。
友達など他人はもちろん、義母や義父、酷いときは実母や夫にまで立ち向かいます。
具体的には、
- 赤ちゃんを抱っこさせたくない。
- 赤ちゃんに触られたくない。
- 赤ちゃんに近付かれるのがイヤ。
という症状が典型的ですね。
とはいえ、本人もさすがに完全拒否するのは感じが悪いという自覚はありますので、せめて
- 赤ちゃんに触る前は手を洗って消毒して下さい。
- 外出から帰ったらもちろん手洗いうがいは徹底して。
- ばい菌を持ち込まないで!
- 咳?風邪?それなら家に入らないで!
と言ってしまう感じでしょうね。
失礼ですが、近付く人全てがばい菌の塊に見えるくらいです。
また、産後クライシスなのでこれらに加え、旦那さんに全く愛情が注がれないこともあるでしょう。
いつもイライラしたり、すぐに泣きだしたり。
でも、もう一度言いますが、「我が子を守りたい」という動物的本能から、です。
ガルガル期の語源って、動物が子供に近づいたときに”ガルガルガル~”って唸る、その動作から来てるんでしょうね。
産後のガルガル期いつまで続くの?
これは個人差があります。
特に真面目な人ほど、赤ちゃんを守らないとという正義感にかられ、ちょっとした妥協も許さい傾向があると思います。
でも、だいたいは赤ちゃんの体がしっかりしてきて、生まれたての”神聖なもの”扱いにも慣れ、ママもお世話に慣れ、少し余裕が出てきた頃には、ママのガルガルも徐々に薄れて来るでしょう。
遅くとも子供がハイハイを始める6~9カ月頃には治まるんじゃないでしょうか。
ハイハイし始めると何でも口に入れるようになるので、いちいち「それは汚いよー」「ああーそこは埃が~」「ばい菌が付く~」なんて心配してられません。むしろ見て見ぬふりしてやり過ごしたいくらいです。
自分の手や足、テーブル、床、スリッパ、カーペット、、、何でもべろべろ舐めちゃいますからね。
とはいえ、慣れ以外にホルモンバランスの影響も大きいので、なかなか戻らないということもあるかも知れません。
ガルガル期の対処法
ガルガル期は、実は本人も分かっているんです。でもどうしようもない気持ちの表れや、そんな自分の態度に悩んでいます。
夫としてできることは、ただただ見守るのみ。
両親の悪口や愚痴を言われたからって、真に受けて怒らず、流せるくらいの術を身に着けておくといいですね。
反論は無用です。「孫なんだから抱っこくらいさせてあげればいいのに」なんて言葉は厳禁です。
そんなことママも分かっていて、だから気持ちの間で辛くなるんです。
そのうち、1人じゃ全部できなくなって、徐々に、誰かが抱っこしててくれると楽だな~って思えるようになってきますよ。
実際、本当に育児って大変ですから。
ただ、ガルガル期が治まるまで完全放置すればいいというわけではありません。ママ1人追い詰められないよう、労いの言葉や協力は必要です。
もしママから相談があったら「赤ちゃんを守ろうという本能だし、今はそれでいいんじゃない?」くらいの反応をしてあげるのもいいですね。
「でも頑張り過ぎるとママも疲れるから、助けが必要なときは言ってよ。」と伝えておくといいですね。
まとめ
私はガルガル期はそんなに酷くありませんでしたが、それでもケガをしてる人なんかが近付くと「ちょ、菌がっ!」って内心思いました。
いい母親でいてくれてる、と前向きに捉えて、治まるのを待ちましょう。