他に風邪の症状もないのに、突然出てくる水のような鼻水。
不意に出てくるサラサラとした鼻水には、本当に困ってしまいますよね。
では、一体なぜ突然そんなことが起こるんでしょうか。今回は、片方だけ水のようなサラサラ鼻水の原因や対処法などをご紹介します。
鼻水が止まらないサラサラと片方だけ なぜ?
他に風邪の症状もないのに、突然出てくる水のような鼻水。
不意に出てくるサラサラとした鼻水には、本当に困ってしまいますよね。
私も、電車に乗っている時に突然、片方の鼻から流れ出てきて驚きました。焦りましたよー。そのうち涙も流れ出てきて。
放っておいてもすぐに治ってしまうと放置しがちですが、頻繁に出てくる不快な鼻水は、なるべく改善していきたいもの。
鼻水の種類と原因
鼻水には、透明でサラサラの水のようなものから、ドロッとしたものや、色のついたドロドロした鼻水などがあります。
風邪をひいたときには、黄色や緑色のドロドロの鼻水がでますが、透明でサラサラの鼻水は風邪以外の原因があるんです。
アレルギーの症状
まず考えられるのはアレルギーです。
体内に侵入しようとする異物を洗い流そうとするので、水のような鼻水が出てくるのです。
洗い流すために出ているのなら、水のようにサラサラしているのも納得ですね。人間の体って良くできているものです。
また、花粉症の症状がでるのは春先だけではありません。
5~6月、9~10月もイネ科の雑草の花粉のせいで、鼻水に悩む人も多くいます。
春先以外でも花粉症の可能性はあるということですね。
花粉に関係なく、1年中出る場合は「通年性アレルギー鼻炎」が考えられます。
通年性アレルギー鼻炎の原因は、ダニやハウスダストが原因であることが多いです。
私の場合はハウスダストでした。いつも、ある同じ室内で症状が出たからです。
さらにその後で分かったのですが、猫アレルギーもあったようです。猫がいる家に行くと目が痒くなったり鼻水が流れ出ました。
特に子猫の毛は細く軽いためか、大人の猫よりアレルギー反応が出やすいです。
体温調節や鼻中隔弯曲症
その他にも、体温調節のためにサラサラの鼻水が出ることがあります。
これは意外かも知れませんが、気温の変化に敏感な体質の人に起こりやすい症状で、帰宅時に暖かいオフィスから寒い外に出たときなどのタイミングでサラサラの鼻水が出ます。
これが片方しか出ていない場合には、成長と共に鼻の軟骨が歪む「鼻中隔弯曲症(びちゅうかくわんきょくしょう)」かもしれません。
おおげさなネーミングですが、要は鼻筋の中、左右の鼻の穴を隔てる壁の部分がちょうど真ん中にきていない状態のことです。
左右まったく同じという人は存在しないので誰もが多少の歪みがあるものでしょうけど、その歪みが大きい場合に「鼻中隔弯曲症」と呼ばれるんですね。
壁がどちらかに歪んで左右の穴が凸と凹の状態になっていると、左右の鼻の穴の大きさが違ってしまいますよね。そうなると空気の流れがスムーズにいかず鼻づまりが生じてしまいます。
その結果、片方だけの鼻水や鼻づまりが起こるんですね。
鼻水の風邪とアレルギーの違い
風邪の時の鼻水は
▼風邪の症状が本格的になる頃 ⇒ 黄色や緑色のドロドロ
と変化していきます。
サラサラだからといって必ずしもアレルギーというわけでは無いんですね。
風邪の場合の黄色や緑色のドロドロした鼻水には、ウイルスや、ウイルスと戦った白血球の死骸が含まれています。
なので、色のついたドロドロの鼻水が出たらウイルスと戦闘中ということになるので、十分な休息が必要です。
一方、アレルギーが原因の場合には、前述のようにアレルギーの原因となる物質を洗い流そうと体が反応するので、水のようなサラサラの鼻水が出ます。
鼻水が止まらない時の対処法
外出先でも容赦なく襲いかかる止まらない鼻水。
そんな鼻水に困ったときには、とりあえずの応急処置で鼻水を止めましょう。
そうすると、脳が酸素を欲するので酸素をたくさん取り入れられるようにと、鼻水を止めてくれます。
たったこれだけで、驚くほど簡単に鼻水が止まります。
家に居るときには、蒸しタオルで鼻を覆って温めると、とてもスッキリします。
これらはあくまでも応急処置なので、根本的に治したい場合にはお近くのクリニックにご相談ください。
また、日常的にサプリやお茶を摂っておくことで症状が予防できることもあるので、試してみるといいですね。
まとめ
サラサラの水のような鼻水は、多くの場合は花粉やハウスダストのアレルギー反応です。
アレルギーの場合は根本的な治療は無く、対処療法になります。
しかし、漢方を使ったり、体質改善をすることで、症状を抑えることも可能です。
たかが鼻水、されど鼻水です。一度、医師の診断を仰いでから、自分に合った対策を探してみてくださいね。
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