子どもの風邪につきものの鼻水。
自分で鼻をかむことができないので、とても辛そうですよね。
そういえば、自分で鼻をかめるようになるのって、何歳頃からなんでしょうか。
教えた方がいいのかな?でも、どうやって?
そこで、小さな子どもに鼻のかみ方を教える方法や、かめない時の対処法などをご紹介します。
子供が鼻をかむのはいつから?
自分でできるようになるには練習が必要ですし、簡単にはいきません。
乳児期から3歳くらいまでは、風邪をひいたら小児科や耳鼻科で鼻水を吸ってもらうことが多いと思います。
しかし、子どもの鼻水は、季節の変わり目や泣いた後など、風邪以外でも頻繁に出るもの。
その度に病院に行くのは大変です。
「ママ鼻水とって」などの家庭でできる鼻水吸引器もありますが、子どもが嫌がることもあり難しいですし、自分でかめるようになればお互いストレスが少なく済みますよね。
いつから自分でかめるかは個人差が大きいので一概には言えませんが、だいたい1歳を過ぎると、大人のマネをして鼻にティッシュを当てるようになる子もいます。
中には「ちーん」といって少しだけ鼻から息を出すことができる子もいますが、鼻水を出してスッキリするほどではありません。
2歳も1歳の延長で、少しずつ上手になってきますが、スッキリと鼻水を出すのは難しい場合が多いです。
うちは、一度1歳半頃に「フーンッ」とやったらたまたま上手に出て感覚をつかんだのか、自分でできるようになりました。が、2歳過ぎてから嫌がるようになり、自分でかめなくなってしまいました。気分的なことも大きいかも知れません。
3歳になると上手に鼻をかめる子も出てきますが、3歳を過ぎても鼻をかめない子は意外と多いものです。
焦らずゆっくりと「上手な鼻のかみ方」を教えてあげてくださいね。
鼻のかみ方の教え方
子どもは大人のマネをするのが大好きです。
鼻のかみ方を教えるときには、まずは形から入りましょう。
子どもがくしゃみをしたり、鼻水が出ているときに、まずはお手本として大人が鼻をかんでみせてあげましょう。
その後、子どもにティッシュを渡して「ちーんしようね」などと声をかけて鼻をかませます。
実際にかめていなくてもかまいません。
鼻を拭けただけでも良いので、終わったら褒めてあげましょう。
「鼻水がでたら鼻をかむ」という習慣がついたら、しっかりと鼻をかめるように練習を始めます。
まずは鼻から息を出す練習です。
鼻の前にティッシュを広げ「お鼻でふーんってしてごらん」と鼻から息を出すよう子どもに促します。
最初のうちは口が開いてしまったり、上手に鼻から息をだすのは難しいでしょうが、焦らずに根気よく続けてください。
鼻から息がでると、ティッシュが揺れて子どもにも成果が目に見えるので、やる気につながります。
少しでもティッシュが揺れたら、少し大げさなくらいに褒めてあげてください。
鼻から息が出せるようになったら、次は正しく鼻をかむ練習です。
正しい鼻のかみ方のポイント
力まかせに鼻をかんだり、両方同時にかんだりすると、鼻血がでたり、耳が痛くなったり、ときには気管支炎などになってしまうこともあります。
正しい鼻のかみ方をマスターして、やさしくスッキリと鼻水を出せるようにしましょう。
子供が鼻をかめない時はどうする?
日頃の鼻をかむ練習はとても大切ですが、練習をしたからといって、すぐに出来るようにはなりません。
しかし、鼻水を上手にだせずにすすっていると、耳の奥に入ってしまい中耳炎を起こしたり、細菌が鼻の奥に入って症状を悪化させたりします。
特に小さな子どもは、鼻と耳をつなぐ菅が短く、角度がなだらかなため、副鼻腔炎や中耳炎になりやすいので要注意です。
このようなトラブルを避けるため、当分の間は、鼻水がでたら自分で鼻をかませ、仕上げに大人が鼻水を吸ってあげるようにしましょう。
また子どもの場合は、鼻の下に残った鼻水が原因でとびひになることがあります。
鼻をかんだら、やさしく鼻の下をぬぐい、清潔を心がけてください。
まとめ
小さなこどもの肌はとてもデリケートです。
風邪をひいて何度も鼻をかんでいると、鼻の下が荒れ、ヒリヒリと痛くなってしまいます。
部屋を温かくし、湿度を50%前後に保つことで、鼻水が出やすくなり、鼻をかむ回数を減らせます。
自分で上手に鼻をかめるようになるまでは、鼻をスッキリと出せるよう、大人が気を付けてあげてくださいね。