昼夜問わずに細切れ睡眠だった赤ちゃんも、2歳を過ぎて体力がついてくるとお昼寝の時間も決まってきます。
お昼寝を全くしなくなる子もいれば、2~3時間は余裕でお昼寝する子など、体力や個性でタイプはさまざま。
しかしお昼寝が長すぎて夜になかなか寝なかったり、寝起きが悪くてぐずられたりすると、お母さんも大変ですよね。
そこで、お母さんのストレスを軽減する、上手なお昼寝の方法についてご紹介します。
2歳ちゃん昼寝が長いどうして?
2歳過ぎてからのお昼寝は、全くしなくなる子や、起こすまで何時間でも寝てしまう子など個人差があります。
なので、長くお昼寝をしていても、夜もしっかりと眠れているのであれば、長いお昼寝もその子にとっては必要な睡眠だということになります。
しかし、夜になかなか寝付けなく21時過ぎても起きているような場合は改善が必要でしょう。
夜の寝つきが良くない場合は、お昼寝の時間を30分程度に短縮したり、外に遊びに連れだすなどしてお昼寝をしない環境を作くって改善していくことをオススメします。
夜は20時頃に寝て、朝は6時に起きるリズムがついてくると、午前中か午後の早い時間にお昼寝の時間を作ることも可能です。
早めにお昼寝を済ませてしまえば、午後は公園などにつれだして遊ばせることができます。
午後に遊んで体力を使えば、夜の寝つきも良くなるはずです。
しかし、疲れすぎてしまうと、夕方に眠くなって夜中まで寝てしまうこともあります。
そうすると、かえって大変になってしまいますので、子どもの様子を見ながら調整してあげてくださいね。
2歳児の昼寝の上手な起こし方
お昼寝中の子を起こすときには、タイミングをみて声をかけるようにしましょう。
人間は深く眠っているときには、あまり寝返りをうったり動いたりはしません。
なので、寝返りをうったときは、眠りが浅いときと考えられます。
このタイミングで声をかけると、比較的スムーズに起きてくれると思います。
声をかけの内容は「お散歩しようよ」とか「玩具で遊ぼうよ」など、「起きると楽しいことがまっているよ」と楽しいアピールをすると、機嫌良く起きてくれる確率が上がるはず。
それでもぐずって仕方のない場合は、思いきって外に連れだしてみましょう。
近所を少しだけ散歩するだけでも構いません。
外気に当たると、気分転換がしやすくなり、いつのまにか笑顔になっていて、お母さんの負担も減ると思います。
寝起きはどうしてもぐずるかもしれませんが、起きてからの楽しみがあれば、早めに機嫌を直してくれるかもしれませんよ。
余談ですが、お昼寝前に絵本を読んであげると語彙力の向上が促進されるそうです。
ぜひ、お昼寝前の儀式に取りいれてみてくださいね。
2歳昼寝の寝起き悪い時はどうしてほしい?
お昼寝をしてくれるのはいいけど、寝起きが悪いとお母さんも大変ですよね。
夜寝て朝起きる時にはスッキリと起きる子でも、お昼寝の時だけぐずる子もいるようです。というのも、これは睡眠のリズムの関係だそうです。
子どもは、お昼寝などの短時間の睡眠だと、起きたときにうまく覚醒できません。
人間の睡眠は、浅い眠りと深い眠りを繰り返しています。
浅い眠りのときであれば、覚醒も早くスッキリと起きられるのですが、深い眠りの時にふとした拍子に起きてしまうと。子どもは強い不快感を覚えます。
そうすると、子どもはぐずってしまい、時にはパニックになるくらい泣いてしまうこともあるんです。
しばらくして、しっかり目が覚めると何事もなかったかのように遊びはじめたりするので、優しく声をかけてあげながら、しっかりと覚醒するのを待ってあげましょう。
寝起きにボーっとしているときは、寝ぼけている場合があります。
再度眠ってしまうこともありますし、そのまま起きることもあります。
起きて欲しいときには、好きなDVDやおもちゃなどで興味をひいて目を覚ましてもらいましょう。
成長とともに改善されることなので、今はぐっとこらえて付き合ってあげてくださいね。
まとめ
昔から「寝る子は育つ」と言われている通り、子どもの成長の為にもお昼寝が必要です。
というのも、お昼寝には、喜びや好奇心が旺盛になり、問題解決能力が高まるなどの効果があるんです。
何かと手の焼けるお昼寝も、よりよい成長の為だと思えば少しは気が楽になるのではないでしょうか。
大抵の問題は。成長とともに改善していきます。
イライラすることもあるかと思いますが、ドーンと構えて受け止めてあげてくださいね。