仕事があるのに風邪をひいてしまって鼻水が止まらない。
思いっきりかまないとスッキリしないのでチーンとやりたいところだけど、周りの目が気になる。
「生理現象だから仕方ないよね」と思っていても、マナー違反だと不快に思われるのも困りますよね。
女性が職場で鼻をかむのはOK?NG?女性が職場で鼻をかむときのマナーについてご紹介します。
女性が職場で鼻をかむのはダメ?
日本では「人前で鼻をかむ」という行為を不快に思う人が多いようです。
生理現象とはいえ汚いものを外に出すことなので、仕方のないことなのかもしれません。
特に、健康であまり風邪をひかない人や、アレルギーや鼻炎などがなく鼻水と無縁な人などが強く不快感をおぼえる傾向にあるようです。
職場などでは、年配の男性が豪快に「ぶぉーん」と鼻をかむ光景をよく目にしますが、突然大きな音がしてびっくりしますし、嫌なものです。それもちょっと嫌いな上司なら尚さらですよね。
男性に対しては「仕方ない」と多めにみてもらえることもありますが、女性の場合にはちょと厳しい目で見られることが多いようです。
同じ女性でも、鼻水で悩んだ経験のない人は「女性なのに、、、」と思う人も居ますし、自身が花粉症など苦しい思いをしている男性でも「女性なのに、、、」と思う人も居ます。
なんだか女性ってだけで不利な気もしますが、それが現実ということでしょう。
しかし辛い鼻水を思いっきり鼻をかんでスッキリさせたいという思いは老若男女皆同じです。
女性でも、鼻水で苦しいときには鼻をかんでスッキリしたいのです。
接客業や飲食業ならば、席をはずして鼻をかむことがマナーですが、事務所でのデスクワークなら鼻をかむために何度も席を外す方が問題です。
ずっとズルズルと鼻をすすられているのも不快ですし、適度に鼻をかんで仕事を滞りなく進める方が良いのではないでしょうか。
職場で鼻をかむ時のマナー
「鼻をかむために何度も席を外す方が問題」とはいえ、席で豪快に鼻をかむのは女性として控えたいところ。
なるべく小さく控えめに鼻をかむのが最低限のマナーだと思います。
周囲には風邪をひいていること、鼻をかんでうるさくしてしまうことを断っておき、「うるさくしてごめんなさい」と一言謝っておくと、無駄な軋轢が生まれません。
思いっきり鼻をかんでスッキリしたい!と思った時にだけ席をはずして思いっきり鼻をかみ、スッキリした後しばらくは、席で「チーン」程度に控えめに鼻をかみましょう。
海外では、鼻をかむこと自体はNGではありません。
鼻をすする方がマナー違反だとされているので、思いっきり鼻をかんで根本的にスッキリさせる方が、いつまでも鼻をすする必要もなくいので良いとされています。とっても合理的ですよね。
とはいえ、日本でも人前で鼻をかむマナーというのは、明確なルールが存在しているわけではありません。
汚いものを出す行為なので、「人前では控えるように」というのが一般的なのですが、風邪や花粉症、鼻炎などで鼻水が溢れるようにでる場合に、人前で鼻をかむことを控えていては、仕事にも生活にも支障がでます。
職場で鼻をかむときのマナーとして気を付けたいポイントは
- 迷惑にならないよう、控えめに鼻をかむ
- 思いっきり鼻をかみたい時には席をはずす
- 食事中の人がいる場合には席をはずす
- 周囲の人には、先にひとこと断りをいれておく
ただ、レストランなどで食事をするときには、人前で鼻をかむことはNGです。
電車などの密室でも、思いっきり鼻をかむ行為は人を不快にさせます。
食事中は必ず席をはずし、電車に乗る時には鼻を拭く程度に留めましょう。
不快に思う人の声⇒鼻をかむ音がうるさい!人前でのマナーってどうなの?
鼻をかむ音が大きい場合は
成人の約90%が、多少なりとも鼻中隔が曲がっているそうです。
実はこの鼻中隔が大きく曲がっていると、鼻をかむときの音が大きくなるそうです。
「ぶぉーん」と壊れたラッパのような音がしてしまう場合には、鼻の中が腫れていたり、鼻中隔が大きく曲がっていたりすることが原因になっていることがあります。
大抵の場合は「スッキリさせたい」という思いから勢いよく鼻をかんで音が大きくなってしまうことが大きな音の原因になっているようですが、実は勢いよく鼻をかむのはあまりよくないことなのです。
正しい鼻のかみ方とは「片方ずつ、ゆっくりと少しずつ」がお約束なんです。
強く鼻をかむと耳を痛めてしまい「耳管開放症」や「中耳炎」などになってしまうこともあります。
かと言って、鼻をかまずにすすっていても、耳にダメージを与えます。
正しい鼻のかみ方を実践していれば、大きな音がでることはありません。
自分の耳を痛めないためにも、正しい鼻のかみ方をマスターしましょう。
そして、できれば根本的に鼻炎、鼻水など体質から改善したいものです。
まとめ
自分が元気な時には、人の鼻をすする音や鼻をかむ音が気になってしまうこともあります。
辛い鼻かぜも、過ぎてしまえば忘れてしまうものなのですね。
最近は何かとマナーにうるさい人が増え、少し窮屈にも感じますが、人を不快にさせないということは生きていくうえで大事なことです。
周囲に気を使いながらも、少しでも楽になれるよう鼻をかむようにしてください。
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