ストレスで耳が聞こえなくなる原因と、気付いた時に自分でできる改善方法などをご紹介します。
最近なんだか耳が聞こえにくいな、こもるような違和感があるな、など身に覚えがある場合は、放っておかずに適切な対処をしていきましょう。
ストレスで耳が聞こえない聞こえにくい
明らかにストレスが原因で耳が聞こえにくかったり、こもりや耳が詰まったような耳閉感がある場合、病気やケガじゃないから大丈夫だろうと放っておくと危険です。
ストレスなら休めば大丈夫などと簡単に考え勝ちですが、侮ってはいけません。
ストレスから突発性難聴や、メニエール病のような難病に発展する可能性もあります。特に耳鳴りやめまい、酷い場合は吐き気をもよおす場合は要注意です。
そもそも、なぜストレスで耳が聞こえなくなるんでしょうか。
耳の違和感やこもるのはストレスが原因
耳に違和感があったり、水が入ったように音が響いたりするのは、耳の中、内耳にある耳管という器官が関係しているんですね。
耳管とは、鼻と耳の穴を繋いでいる管で、ここで空気圧の調整をすることで音がちゃんと鼓膜に響いているんですね。
それが、耳管が炎症を起こしたり粘膜に傷が付いていたりすると、うまく空気を抜けなくなったり、逆に空気が漏れてしまったりといった不具合がでます。
飛行機や新幹線で耳がキーンと詰まる場合、「耳抜き」と言って空気を抜きますよね。その機能が、うまく働かないんです。
でも、どうしてストレスが原因でそういった不具合起こるんでしょうか。
ストレスで耳が聞こえなくなる理由
耳管の働きがうまくいかない原因の一つに、「自律神経の乱れ」があります。
ストレス過多になると、この自律神経が乱れてくるんですね。いわゆる自律神経失調症。
自律神経が乱れると、血行不良にもなり勝ちです。
それらが影響して、耳管がうまく機能しなくなってきます。
そうすると、外からの音がうまく取り込まれず、耳が聞こえにくかったり、違和感あるこもったような症状が出るんですね。
ストレスで耳が聞こえない時の治療方法
ストレスが原因となると、解決方法はストレス解消すること。
ただ単にストレスを発散するだけでなく、日ごろからストレスを溜めこまないようにしたいものですが、なかなかそうはいかないかも知れません。
なので、まずはできるだけ深くリラックスする方法を身に着けておきましょう。
なかなか寝付けないときや緊張感や不安から解放されない時は、交感神経が優位になった状態なんですね。
交感神経が優位になっている時は、緊張状態が続いていると言えます。
そして交感神経と対になっている副交感神経を優位にさせていくことで、緊張が解きほぐされます。
つまり、副交感神経を優位にしていくことが、心身をリラックスさせられる状態だと言えます。
具体的な方法は、寝る前のストレッチや適度な運動などです。なかなか休息できない場合でも、質の良い睡眠をとることで回復に差が出ることもあります。
>>副交感神経を優位にするツボと寝る前のストレッチで不眠症を解消!
ストレスだと甘くみずに、おかしい症状が出た時はできるだけ早く改善することをおススメします。
ストレスで耳が聞こえない、違和感やこもる場合 まとめ
緊急で困った状態ではないだけに、なんとなく放置し勝ちですが、放っておくと危険です。悪化する前に対策していきましょう。
また、ストレス以外でも耳が聞こえない症状が出ることもあるので、自己判断せずにまずは耳鼻科で医師に相談してくださいね。