中秋の名月と言えば月見団子のお供え。秋の風物詩ですね。
では、この月見団子のおだんごは、どうやって作るのがいいんでしょうか。
そこで、もち粉や上新粉、白玉粉それぞれの粉の違いや作り方などを詳しく解説していきます。
特徴や使い方を覚えれば応用もききますよ!
月見団子の粉の違いは?
月見団子というのは、つまりはお団子のことで、みたらし団子や3色団子と同じ括りになりますね。
最近は「だんご粉」というのが売られているので、それで作れば間違いないのですが、お団子と言えば白玉粉やもち粉、上新粉など色々あるので、それらで代用はできないのでしょうか?
違いはあるのでしょうか。
月見団子はもち粉で作る?
月見団子をもち粉で作るとどうなるか。
まず、もち粉の原料はもち米で、もち米を洗って水に浸け、製粉してから乾燥させます。
求肥(牛皮/牛肥 読み方・ぎゅうひ)という和菓子を作るのに使うので関西では求肥粉とも呼ばれます。
お水を混ぜてお湯で茹でて使いますが、出来上がったものはキメが細かく食感は柔らかいです。
かしわ餅やあべかわ餅に向いていますね。
もち粉で月見団子を作る場合は、上新粉を少し混ぜるか、お水の代わりに絹こし豆腐を混ぜて作るとちょうどいい弾力になります。
月見団子 もち粉のレシピ
もち粉と絹こし豆腐を同量の分量で混ぜます。重さで1:1ですね。
絹こし豆腐の水分がちょうどいい感じに混ざり合いますが、水分が足らない場合はお水を、ベチャッと水ぽいなと思ったら粉を足して調整してください。
混ざったらお好みの大きさに丸め、沸騰したお湯の中に入れます。
お団子のサイズに寄りますが、10分前後で浮いてくるので、浮いてから更に5分ほど茹でたらお湯から上げて、出来上がり。
月見団子を上新粉や白玉粉で作ると?
月見団子を上新粉や白玉粉で作るとどうなるのでしょうか?
上新粉は、ちまきや柏餅などしっかりした弾力のある仕上がりになります。
白玉粉は、もっちり滑らかな仕上がり。
どちらもお団子は作れますし、月見団子にもできます。
ただ、上新粉はお湯で練って蒸してから成形、と少し手間が掛かりますが、白玉粉はお水と混ぜて沸騰したお湯の中に入れるだけ。
白玉粉の方が手軽にお団子ができます。
ただ、やはり白玉粉で作ると、時間が経つとベチャッとする気がするんですね。
なので、月見団子のようにお供えしてから食べる場合は、時間があるなら上新粉でしっかり作りたいです。
だんご粉とは
白玉粉と上新粉のいいとこ取りをしたような粉が「だんご粉」なんです。
「だんご粉」は上新粉ともち粉のブレンドなので、冷めても固くなりにくく、白玉ほど伸びない、でも滑らかでこしがある仕上がりになります。
しかも「だんご粉」は、白玉だんごのようにお水と混ぜてお湯に入れるだけでお団子を作ることができます。
月見団子の粉の違いは?もち粉か上新粉か白玉粉どれがいい?まとめ
いかがでしたか?月見団子と言えばお月見の時だけですが、それぞれの粉の特徴やメリットデメリットを知っておくと、かしわ餅やちまき、おぜんざいに入れる白玉団子など季節の和菓子を作るときの参考になりますね。
上手に代用もできるので、無いときや状況に合わせて作って下さい。