最近クリスマスの時期になると見掛けるちょっと聞きなれない名前のケーキ、パンデピス。
近年はシュトーレンが普及してきましたが、このパン・デピスもじわじわ人気が出てきましたね。
そこで、パンデピスの美味しい食べ方やアレンジ、合う飲み物、賞味期限、正しい保存方法を詳しくご紹介します。
パンデピスのおいしい食べ方
まだあまり馴染みの無いパンデピスですが、クリスマスに限らず、寒い冬に持ってこいの大人のケーキです。
パンデピスとは
パンデピスとは、フランス語のPain d’épices/パン・デピス。
スパイスのパンという意味のフランスの伝統菓子です。
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このように見た目はパウンドケーキのようなものもあれば、シフォンケーキのような真ん中に穴の開いた円形、大きいドーナツ型や、上にシナモンやアニスなどのホールスパイスがそのままドーンと乗っているものもあります。
その名の通り、香辛料がたーっぷりと入ったケーキで、主にライ麦粉が使われることが多いです。
クッキーのように仕上がっているものもあります。
そして、風味と甘味に蜂蜜がふんだんに使われています。
スパイスケーキという意味で「ケーク・デピス」と呼ぶものや、イギリスでは生姜を効かせてジンジャー・ブレッドとも呼ばれています。
シュトーレンとの違いは?
>>シュトーレンが日持ちする理由は?正しい保存期間と食べ頃は?
パンデピスの美味しい食べ方
しっかりとスパイスが効いているので、味は大人向け。
通常はバターや油は使わず、たっぷりの蜂蜜がしっとり感を生み出しています。
そのまま1.5cm~2cmくらいにスライスして食べるのが、最もパンデピスの味が生かされる食べ方ではないでしょうか。
もちろん、トッピングやアレンジもOKです。
パンデビスに合うトッピングと食べ方アレンジ
パン・デピスは、ケーキのように甘く食べてもよし、乳製品やお肉と合わせればオードブルにもなるという優れもの。
では、具体的なアレンジ例をご紹介しましょう。
1、チーズ
ブルーチーズ、クリームチーズ、フロマージュブランなどと合わせてワインと一緒に。
2、ヨーグルトや牛乳
ヨーグルトや牛乳との相性もバッチリ。
牛乳はホットにして、パンデピスを浸して食べるのがおススメ。
3、フルーツコンポート
リンゴや洋ナシ、オレンジなどフルーツのシロップ浸けやドライフルーツとも相性が良いので、一緒に食べてみて下さい。
4、アイスクリーム
バニラアイスやキャラメルシロップなど、アイスクリームとの相性も抜群。
アーモンドスライスなんかを乗せて一緒にお皿に盛れば来客時のおもてなしにも◎
5、バターやジャム
パンのようにバターやジャムを塗って食べてもOK。
6、フォアグラ
パン・デピス&フォアグラの組み合わせはフランスで定番の食べ方の1つ。なかなか贅沢な食べ方ですね。
7、豚肉やカモ肉のロースト
スライスしたローストビーフをパンデピスに挟んだり、上に乗せればお洒落なオードブルになります。
お好みで、食べる前に軽くトーストすると、スパイスの香ばしさが広がって、食欲をそそります。
ラップをふんわりかけてレンジで温めてもいいでしょう。
パンデピスに合う飲み物は
パンデピスと一緒に飲むものと言えば、私なら紅茶ですね。
好みですが、特にアールグレイのストレートが好きです。
他にも、
1、紅茶
ホットで、ストレート、レモン、またはミルクティーも良いでしょう。
ミルクティーの場合は、パンデピスを浸して食べると美味。
2、スパイスティー
アッサムやセイロンをベースとして、お好みのスパイスをミックスします。
シナモン、カルダモン、クローブ、コリアンダー、クミン、ブラックペッパーなど、紅茶と一緒に煮詰めます。
ミルクをたっぷり入れてインドのチャイ風にしても美味しいですよ。
ただ、パンデピスにもスパイスが入っているので、控え目でちょうどかな、と思います。
3、コーヒー
もちろんコーヒーも合います。
シナモンコーヒーや中東のカルダモンコーヒーなどがあるくらいなので、スパイスとコーヒーの相性も良いです。
4、ワイン
赤ワインはもちろん、お好みで辛口の白ワインでも。
スパイスを入れて温めたホットワイン/グリューワイン(モルドワイン)にすれば本場スタイルの楽しみ方。
身体も温まりますよ。
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5、ワインティー
ワインにスパイスとフルーツと紅茶を浸けて煮たら、クリスマスにぴったりのホットワインティーの出来上がり。
パン・デピスをたっぷり浸してお召し上がれ。
6、フルーツティー
オレンジやりんごなど、お好みのフルーツに熱々の紅茶を注いだフルーツティーなんていかがでしょう。
あと、日本の緑茶や抹茶とも合うんじゃないでしょうか。
苦味とスパイス&蜂蜜、一度試してみてもいいですね。
ほうじ茶ラテなんかもいけると思います。
どのドリンクもホットがおすすめ。
また、パンデピス自体にスパイスや蜂蜜がたっぷりなので、スパイスやお砂糖は控えめがちょうど良いです。
パンデピスの賞味期限はどれくらい?
パン・デピスはスパイスと蜂蜜の殺菌効果のお陰で、通常のケーキより日持ちします。
本場のフランスでは1カ月持つこともあります。
ただ、やはり切り分けたものは賞味期限が短くなりますし、スパイスの香りも薄れていくでしょう。
それに、日本で市販されているものや日本の手作りレシピでは、本場よりスパイスや蜂蜜の量が少なめのことも多いです。
市販のものは、記載されている賞味期限を目安にされて下さいね。
パンデピスの保存方法は冷蔵か常温か
パンデピスは常温保存が基本です。
が、それは冬場のヨーロッパの話で、日本の暖房の効いた室内に置いておくとなると話は別です。
常温の場合は必ず冷暗所。
冷蔵に入れる場合は、少し固くなりますが野菜室などがちょうどいいです。
食べ始めてからは、切った部分にきっちりラップをするか、端を少し残しておいてヘタでフタをするように切った断面を合わせておきます。
少しでも長持ちさせたい場合は冷凍がいいでしょう。
その場合、食べるサイズにスライスして、1つずつラップに包んで冷凍しておくと便利です。
食べたいときに、自然解凍または冷蔵庫でゆっくり解凍してください。
お好みでトースターでカリッとさせたり、レンジでふんわり温めてもいいでしょう。
>>シュトーレンの美味しい食べ方と合う飲み物。保存は冷凍か冷蔵?
パンデピスのおいしい食べ方と賞味期限、保存方法 まとめ
パンデピスの食べ方とアレンジを知っておけば、クリスマスに限らず、おうちでオシャレなディナーが楽しめます。
ぜひ参考にしてみてくださいね。