「風邪の症状もないのに、突然サラサラの鼻水が片方だけ止まらない…」そんな経験はありませんか?
透明で水のような鼻水は、風邪ではなくアレルギーや体質が原因のこともあります。
本記事では、サラサラ鼻水の原因・風邪との違い・片側だけ出る場合の理由・今すぐできる対処法をわかりやすく解説します。
サラサラの鼻水が止まらない・片方だけ出るのはなぜ?
透明で水のような鼻水が突然出るのは不快なもの。特に「片方の鼻だけ」という症状は、いくつかの原因が考えられます。
- アレルギー反応(花粉症・ハウスダスト・ペットなど)
- 体温調節による生理現象
- 鼻中隔弯曲症(鼻の仕切りが曲がっている状態)
- 風邪のひきはじめ
放置しても一時的に治まることはありますが、頻繁に繰り返すなら原因を見極めることが大切です。
鼻水の種類と原因の違い
鼻水には種類があり、状態によって原因を判断できます。
- 透明でサラサラ → アレルギー・体温調節・風邪の初期
- 黄色や緑色でドロドロ → 風邪や細菌感染
- ネバネバで色つき → 炎症や副鼻腔炎
「サラサラだから風邪じゃない」とは限らず、風邪の初期も透明な鼻水が出ることを知っておきましょう。
アレルギーが原因のサラサラ鼻水
もっとも多い原因がアレルギー性鼻炎です。
- 花粉(スギ、ヒノキ、イネ科、ブタクサなど)
- ハウスダストやダニ
- ペットの毛(特に猫)
これらの異物を体が排除しようとして、水のような鼻水が分泌されます。
また、花粉症は春だけでなく 初夏(5〜6月)や秋(9〜10月) も注意が必要です。
片方だけ出る場合は「鼻中隔弯曲症」の可能性も
「透明な鼻水が片方だけ」「片方がいつも詰まる」といった症状があるなら、**鼻中隔弯曲症(びちゅうかくわんきょくしょう)**の可能性があります。
鼻の中央を仕切る軟骨が曲がっているため、片方の鼻だけ空気の流れが悪くなり、鼻水や鼻づまりが片側だけ出るのです。
風邪とアレルギーの鼻水の違い
- 風邪の場合
- 初期:透明でサラサラ
- 悪化:黄色や緑色のドロドロ(ウイルスや白血球の死骸を含む)
- アレルギーの場合
- 透明でサラサラが続く
- 目のかゆみやくしゃみを伴うことが多い
「色つき・ドロドロ」になったら風邪、「ずっとサラサラ」が続けばアレルギーの可能性が高いと考えられます。
鼻水が止まらないときの応急処置
外出先などで急に鼻水が出たときに使える方法です。
- 鼻をつまんで息を止める:10秒ほど止めると一時的に止まることがある
- 水を少し口に含む:簡単で即効性あり
- 蒸しタオルで温める:自宅でのケアにおすすめ
ただし、これはあくまで一時的な対処法。根本的な改善には 耳鼻科での診断 が必要です。
まとめ|サラサラ鼻水は風邪だけじゃない
- サラサラ鼻水の原因は アレルギー・体温調節・鼻中隔弯曲症・風邪初期
- 片方だけの鼻水は鼻の構造が関係している場合もある
- 「透明が続く」ならアレルギー、「色つきドロドロ」は風邪の可能性大
- 応急処置はできるが、繰り返す場合は耳鼻科へ相談を
しつこい鼻水は生活の質を下げてしまいます。早めに原因を見極めて、正しい対処をしていきましょう。