本当に申し訳ないけれど、産後は夫にイライラしてしまいますよね。
夫の何気ない言動1つ1つに無性に腹が立つんです。
産後クライシスとはいえ、一体いつまでこんな精神状態が続くんでしょうか。
では、産後のママの心情の変化と、イライラを上手に解消していく方法をご紹介します。
産後の夫へのイライラいつまで続く?
あんなに大好きだった夫なのに、出産した途端、全ての愛情が赤ちゃんに移行したかのようになり、些細なことでイライラしてしまう。
無理もありません。
産後はホルモンバランスが崩れるので、感情的になったりすぐにイライラしたりしますよね。
それに加え、赤ちゃんはとっても可愛くて小さいので、ママは、自分がそばにいてあげないと生きていけないという責任感が芽生えます。
これも母性本能なのでしょう。
なのに、一緒にいる夫はいい大人で、そのくせ「○○どこ?」「お風呂どうするの?」と1人じゃ何もできないかのように見えて、
子供じゃあるまいし!とついイラッとしちゃうんですよね。
さらに、赤ちゃんが泣いたら「泣いてるよー。」「おっぱいじゃない?」「うんちしたみたい。」と言うだけ。
やってよ!考えてよ!私だって数日前に初めてやったことばかりなの!分からないのは一緒!!と、気分的にも疲れさせてくれます。
でもね、仕方無いですよ。家のことに関してはあなたがボスだし、パパからすれば、赤ちゃんのことは「ママには敵わない」って思ってるんです。
大丈夫ですよ。そのイライラは延々と続くわけではありません。
産後1ヵ月が過ぎて赤ちゃんとの生活にも慣れてくると、ある程度リズムが出来てきます。
そうするとママにも気持ちの余裕も出てきます。
ただ、いつ気持ちを切り替えるか、いつあなたが変わるか、それに寄ってイライラの期間は変わってくるので、いつまでもホルモンバランスのせいにしているわけにはいきません。
それに、イライラは赤ちゃんにも伝わりますからね。
産後は夫に優しくできないもの
そうなんです。ママの体は産後のホルモンバランスの乱れから様々な精神的異変が起きています。産後クライシスと呼ばれるものですね。
その上、赤ちゃんのお世話で手一杯のところに、もう一人お世話しないといけない大人がいるとなると、優しくする余裕なんてありません。
それでもふと、ああ失礼な態度をとってしまったな、と罪悪感に苛まれることもあるでしょう。
でも、考えてみて下さい。子育てという共同作業、いきなり育児パートナーとなった新人さんにあなたの思惑通りの行動ができるわけありません。
ママも、上手に動いてもらえるよう、的確な指示を出す必要があります。
気になることはたくさんあるでしょう。
例えば、旦那さんが家事を手伝ってくれたとき。
- お皿を洗ってくれるのはいいけど、汚れが取れてない
- 食器を仕舞う場所が違う
- 洗濯物を干すとシワくちゃ
- 洗濯物の畳み方が違う
- 料理をしたら片付けない
「ちゃんと洗ってよ!」「片付けてよ!」と怒りに任せて言ってしまうと相手もやる気も失せますし、あなたも余計にイライラが募ります。
旦那さんも、嫌がらせするつもりでいい加減な家事をやっているわけではありません。気にならないだけなんです。
私の場合、自分で全部やるようにしました。でもね、そうすると自分が大変になるだけなんです。
だから、ある時から一切気にしないと決めて丸投げすることにしました。もし汚れたお皿があったら何も言わず自分で洗い直すか、もう一度シンクに入れておきます。
赤ちゃんの身に危険があるようなことは別ですが、そうじゃなければ殆どのことは知らぬ顔してやり過ごしましょう。
どうしてもイヤなことだけ、次にやってもらう直前に「あ、これは○○しておいてくれると助かるな」と丁寧に言います。
一度にたくさん言うと混乱してしまうので、1つずつ、機会を見て言うと丸く収まります。
夫にイライラするときの解消法
それでもどうしてもイライラしてしまうこともあるでしょう。
そんな時は、旦那さんに正直に話して、相談してみるのもいいですよ。
1人で思い悩んだり、怒ったりしている間は解決策が見えないものです。
「悪いけどどうしてもイライラしてしまう」「ごめんなさい」と素直に認めて謝ることから始めると、相手も親身になってくれるでしょうし、頼られてるという感じがして悪い気はしないと思います。
もし赤ちゃんに当たってしまいそうなときは、一旦その場を離れて冷静になりましょう。イライラが赤ちゃんに伝わると余計に泣いてしまうこともありますしね。
そして最大のイライラ解消は、イライラの原因を絶つこと。
これはあなた自身が変わるしかありません。赤ちゃんのことを第一に考えて、真面目になり過ぎず、適度に肩の力を抜いて子育てを楽しんでくださいね。
まとめ
育児って、完璧にこなそうとすると大変です。適当にやった方がいいとは言いませんが、拘り過ぎず、肩の力を抜いて、何よりも赤ちゃんとの時間を大切に過ごすことに重点を置いてみて下さい。
子育てには終わりはありません。でも、一番大変な乳幼児期は今しかありません。今の時間を大切に過ごして下さいね。