宿題を泣いて嫌がる小1の子供、お母さんも苦労しますよね。
だからと言って「やらなくてもいいよ」という訳にはいきません。
そこで、小学一年生が癇癪を起すほど宿題を嫌がる原因や、そんな時の対処法などをご紹介します。
小1になって宿題で癇癪を起こし暴れる
小学生になると出るようになる宿題。学校でも勉強して、その後に宿題もして、本当に大変ですよね。
いつの時代にも子供は「宿題やりなさい!」と叱られるものです。
そういわれてきた子どもたちも、いつしか大人になり、今度は自分が「宿題やりなさい!」という立場になります。
自分が子どもの頃は、親の「宿題やりなさい!」の一言に癇癪を起さないまでも、イライラした覚えがあると思います。
多かれ少なかれ、宿題に対してネガティブなイメージを抱えたことがあるはずです。
小学校という新しい環境に置かれ、新しい友達や、先生、初めての勉強などのたくさんの刺激をうけて帰ってくる子どもは、表面的には元気にしていても、心も体も疲れていると思います。
そんな無自覚にも疲れている子どもにとどめを刺すのが「宿題やりなさい!」のお母さんの一言です。
「学校で頑張って来たのに」「もう遊びたいのに」「お母さんに甘えたいのに」という想いが溢れだして癇癪を起してしまうのではないでしょうか。
自分の気持ちをうまく表現できない子どもの場合、「わかって欲しい」という気持ちを癇癪でしか表現できないのも仕方のないことなのかもしれません。
子供が宿題を嫌がる時はどうするべき?
子どもが宿題を嫌がったときには、まずは理由を聞き出すことが重要です。
「今日は疲れている」「遊びたい」「勉強がわからない」など、さまざまな理由があると思います。
まだ自分の気持ちをうまく整理できない小学一年生では、「嫌なものは嫌!」と言う子もいるでしょう。
「疲れている」と言う場合には、時間を決めて休ませてあげましょう。
子どもに時間を決めさせて、その時間になったらきちんと宿題をやると約束をします。
「遊びたい」などの自分本位な理由であれば、宿題をやらなければいけないということを説明して理解させる必要があります。
時間がかかりますが、根気よく説明していきましょう。
「勉強がわからない」「嫌なものは嫌!」というときには、子どもはストレスを感じています。
このまま放っておけば、勉強を嫌いになってしまいます。
いずれにせよ、「宿題をやらせる」という意識は捨て「一緒に宿題をやろう」という方向にシフトチェンジしましょう。
癇癪を起こして「何が何でも宿題をやりたくない」という日が続くのであれば、一度学校の先生と相談することをオススメします。
宿題の量や内容などを対策することで、解決の糸口がみつかるかもしれません。
子供に宿題をやらせる方法は?
低学年のうちの宿題は、親のフォローが重要になります。
一方的に「宿題やりなさい!」と言うのではなく、「一緒に宿題をやろう!」と声をかけてあげてください。
苦手に感じている勉強も、大好きなお母さんやお父さんとなら、楽しくできるかもしれません。
そして、とにかく褒めること。
簡単な問題でも、できれば褒める。
自分で間違いに気が付けたら褒める。
小さなことでも、できたことや頑張ったところを褒めていくようにすると、子どもは俄然やる気になります。
日々の「褒められた」という経験の積み重ねで、宿題にも前向きになり、宿題をする習慣が身につきます。
子どもがどうしても躓いてしまう問題などには「お母さんも苦手だった」と共感してあげるのも良いかもしれません。
子どもは親の失敗談が好きですし、出来ないことへのストレスも緩和されます。
最初のうちは大変ですが、宿題の習慣が身につくまでは頑張ってください。
まとめ
子どもは学校で楽しく過ごしていても、さまざまな刺激をうけて疲れを感じています。
友達や先生には笑顔で接していても、家に帰ってくると甘えがでるので、お母さんに対して癇癪を起こしてみたり、ワガママをいって困らせたりする子はたくさんいます。
お母さんもイライラしますが、そんなときにはドーンと受け止めてあげてください。
落ち着いたら「一緒に宿題をやろう!」と楽しく声をかけて、宿題に取り掛かれたら思いっきり褒めてあげましょう。
その積み重ねが、子どものやる気を引き出してくれるかもしれませんよ。