小学校に入学して間もなくすると出される宿題。
最初のうちはその日の復習のような簡単なものだったのに、これ1人でできるの?という内容になってきて、親が手伝うべきか迷うところです。
そこで、小学一年生の宿題への親のかかわり方や教え方、上手にやる気を引きだす方法などをご紹介します。
小学一年生の宿題は親が手伝う?
入学から間もなくすると、宿題が出されるようになります。
はじめのうちは「学校で勉強する」ということに慣れていなかったり、授業は真面目に聞いていても実際はしっかりと理解できていない、なんてことも多いことでしょう。
そんな中で出される宿題は、親のフォローが大切になっていきます。
最近では、低学年の宿題などの家庭学習は、親と一緒に取り組むことが主流になってきているそうです。
昔と違い、家庭も学習の場として求められるようになってきた昨今、親も傍観しているわけにはいかなくなってきてるんですね。
とはいえ、ほとんど毎日のことなので、子どもも大変ですが、親もなかなか大変なもの。
授業を理解できていればすぐに終わる宿題も、あまり理解できていなかったり、苦手に感じていたりする場合にはスムーズには進みません。
日々の仕事や家事などで忙しいお母さんは、思わずイライラしてしまうこともあると思います。
しかし宿題は子どもの能力や勉強に対する意欲を把握するのにうってつけのツールです。
そして、低学年のうちにしっかりと身に付けた宿題や家庭学習の習慣は、高学年になって生きてきます。
一朝一夕には身につかない習慣なので、低学年のうちは親がフォローして苦手意識を持たないように導いてあげましょう。
1年生の宿題の教え方
なかなか理解できなかったり、いつまでも解けないでいると、ついついイラっとして答えを教えてしまったり、一方的に「こうやるの!」と教えたりしてしまいがちです。
しかし、それでは子どもの理解度や学習意欲は向上しません。
子どもも一生懸命に考えすぎてしまい、思考停止してしまうこともあるでしょう。
そんなときは、視点を変えてあげると案外すんなりと理解できることもあります。
例えば算数の計算問題は、数字だけをみていてはわからないことも、子どもの好きなお菓子やビー玉など、実際に目に見え手に触れることのできるものがあるとわかりやすくなります。
国語の宿題によくある「この時の主人公の気持ち」を考える問題も、字だけを読んでいては理解しづらいでしょうが、内容を子どもの身近なことや興味のあることに置き換えて説明すると、理解しやすくなるでしょう。
そうやって別の角度から説明してあげたり、身近なものに置き換えて考えさせるといいですね。
宿題のやる気を出す方法 小学生でも出来る!
まだ「勉強」ということ自体に慣れていない小学一年生には、学校から帰ってきてからも勉強しなければいけない宿題は嫌なものです。
中には勉強が大好きで、自ら進んで宿題に取り組む子どももいますが、多くの場合はそうはいきません。
そんな子どもに「宿題をしなさい!」と一方的に言っても仕方ありませんよね。
まずは、子どもが宿題を楽しめる環境を作ってあげましょう。
それには宿題をフォローするお母さんやお父さんが楽しんでなくてはいけません。
「できないこと」をクローズアップするのではなく、「できること」を全力で褒めてあげましょう。
答えが間違っていたっていいんです。
その答えに行きついた過程を評価してあげてください。
そして間違っていたときは、ちょっとだけヒントをあげて、正解にたどり着けるよう、ちょっとずつ導いてあげてください。
1問1問正解していく「成功体験」の積み重ねが、子どもの学習意欲を向上させ、やる気を引きだしてくれるでしょう。
まとめ
子どもの頃に「宿題やったの?」と耳にタコができるくらい言われた覚えのある方も多いのではないでしょうか。
いざ自分が親の立場になってみるとやっぱり言ってしまう「宿題やったの?」というセリフ。
言う方も言われる方もなんとなく嫌な気持ちになる、誰も得をしない言葉ですね。勉強自体に不慣れな小学一年生は、最初のうちは時間がかかると思います。
しかし、最初から躓いてしまっては元も子もありません。
フォローするはずの親が宿題の足枷にならないよう、イライラせずに一緒に楽しんで宿題に取り組んであげましょう。