寝ようと思って布団に入ると、なんだか足の裏だけ熱くて、眠れない。
靴下を履いているわけでもないのに、足だけ熱くて気持ちが悪い、、、
そんな不快な症状は足の疲れもありますが、他にも重大な原因が隠れていることもあるようです。
では、その原因や対処法をご紹介します。
寝る時に足の裏が熱い原因は?
「さぁ寝よう」とお布団にはいると、なんだか足がほてったように熱くて気持ち悪い…
そんな状態では、疲れていてもぐっすりと眠れませんよね。
翌日には仕事もあるし、早く寝たいのに!ということでお布団から足を出してみたり、ベッドの冷たいところに足をつけてみたりと苦戦しているのではないかと思います。
そんな安眠を妨害する不快な症状の原因はどんなものでしょうか。
まず考えられえるのは、疲労が原因で足の血流が悪くなっているということ。
一日中デスクワークで座りっぱなしだと、下半身の血流が悪くなり、疲労物質の乳酸が溜まってしまいます。
疲労が溜まった足は、自律神経が乱れ、オーバーヒート状態になってしまうんです。
女性の場合は、ホルモンバランスの乱れも足が熱くなる原因として考えられます。
しかし、ほとんどの場合は「隠れ冷え性」が原因なんです。
冷え性には3タイプあります。
- 手足が冷たく「冷えている」と実感できるタイプ
- 冷えすぎて「冷えている」ということを実感できないタイプ
- 極度に冷えすぎてしまい、逆に手足がほてるタイプ
足が熱くて眠れない!という場合には、この中でも3の目のタイプが多いのです。
人間にはカラダが冷えすぎてしまうと、その部分を発熱させる仕組みがあるんです。
この仕組みが、足だけが熱くなる原因なのですが、これは冷え性がとっても進行している危険な状態。
冷えは血行を悪くしたり、免疫力の低下など、カラダに悪いことばかりです。
足がほてるくらい進行してしまった冷えは、早めに対策をして解消した方がいいでしょう。
足の裏が熱い時は冷やす?
足が熱くて気持ち悪い!というときは、この不快な症状をなんとかしようと冷やしたくなりますよね。
お布団から足を出したり、冷えピタをはったりと対策をしているかもしれません。
しかし「隠れ冷え性」が原因の場合は、冷やすのは逆効果!
極度に冷えてしまったことが原因でほてっている状態の足を冷やしてしまっては、元も子もありません。
さらなる悲劇を招く行為なので、くれぐれも冷やさないように気を付けてください。
足の裏が熱い眠れない時の対策
「足が熱いな」と思ったら、冷やすのではなく、温めてみましょう。
熱いお茶を一杯飲んだり、マッサージするのも効果的。
それでは自分でできる「冷え取りマッサージ」をご紹介します。
自分でできる冷え解消マッサージ
まずは足つぼ。
足の指を曲げたときに足裏に出来る「人」という字のようなシワの中央にある「湧泉(ゆうせん)」。
湧泉(ゆうせん)は体力や気力を高めてカラダを元気にしてくれる万能のツボだといわれています。
この湧泉を両手の親指をつかって、強く揉むようにして押します。
ゆっくりと押したり緩めたりを左右各15回程度繰り返します。
その次は血行を良くするために、足首とつま先を動かしていきます。
2、息を吸いながら、つま先を伸ばしていきます。
この後に足指だけを動かすようにすると、さらに血行がよくなり効果的です。
ただやはり根本的に治していくには、日ごろからの冷え対策が重要です。
冷え性を改善するには、靴下などで温めるのも良いですが、内臓から温めるのがいちばん効果的なんです。
日頃から冷たい飲み物や食べ物を摂取する傾向にある場合は、内臓が冷えてしまいます。
その内臓を温めようと血液がお腹に集中して、手や足などの末端が冷えてしまうんです。
足の冷えを改善するには、まずは内臓を温めることからはじめましょう。
ポイントは
- 日頃から温かい飲み物を飲むようにする。
- 体を温める食材を積極的に食べる
- お腹を冷やさない
このポイントに気を付けて生活をしていくと、徐々に冷え性も改善されて、足が熱くなる不快な症状もなくなっていくでしょう。
仕事の合間に、ストレッチをして滞りがちな血行をよくするのもオススメです。
まとめ
足が熱い原因は、意外なことに「冷え」からくるものがほとんどです。
冷えを改善して、ぐっすりと眠れる夜を取り戻しましょう。
しかし、中には自律神経失調症などの病気が原因の場合もあります。
冷え対策をしていても効果がない場合には、医療機関の受診をおすすめします。